定年退職後の3年間を振り返って 2

木立を入手してから1年後〈6年前〉にプレハブを設置しました

今回は、プレハブについて話をします。

【プレハブ】について

木立を入手した当初は、手入れのための農具や道具を、一回一回車に積んで現地まで運んでいました。

それでは、手入れが捗りませんので、山林に道具類を置く場所を設けることにしました。
〈自宅が狭くて、道具類を置けなかったことも一因〉

… お金がかからない , すぐできる , 簡単に移動や撤去ができる , それなりに頑丈 … 等
を考慮し、中古のプレハブ〈室内:5m×5m×2,3m〉を設置しました。(右上写真)
〈山林を入手して1年後、つまり今から6年前になります〉

当時はまだ勤め人で、自由になる時間は、勤務や行事のない休日のみでした。

そのわずかな時間を最大限に生かすには、山林にできるだけ張り付いているのが一番、と考えました。

朝食、夕食、風呂、寝泊まり以外の時間7:0019:30をプレハブを中心に過ごすことにしました。

※ 家族が仲違いしたわけではありません。
そのころは、すでに子どもたちは自立し、妻は〈世間は休日でも〉仕事等で家にいることはほとんどなく、両親も自分たちの思うように行動していました。
で、私も、すんなり自分の世界に浸ることができたというわけです。
もちろん夕食以降は、家族みんなで過ごしています。

 

それで、プレハブは、道具や農具の物置であるとともに、休日の日中、私が過ごす場所ともなりました。

電線〈100V:容量30A〉、電話線、インターネット回線も引き込みました。

プレハブの換気扇を外して、薪ストーブの煙突も取り付けました。

※ ちなみに現在、電気、電話、インターネット使用料は、合わせて月々6,000円ほど払っています。
年間で、70,000円ちょっとといったところでしょうか。
冬の暖房代はタダ同然です。〈木立の木が燃料,10年分はありそう〉
プレハブには固定資産税はかかりません。
飲料水は、毎日10ℓポリ容器に入れて持って来ています。
使った水は、木立や畑に撒いています。〈何しろ広いので〉
畑等に撒く水は、元々木立にあった古井戸の水を使っています。
トイレは木陰で。大の場合は自宅〈車で2分〉に戻ってしています。

※ 前回言い忘れましたが、山林入手時に、隣家との境界をはっきりさせるために家屋調査士の方に調べていただきました。
費用は、40万円近くでした。
… トラブルなく楽しく木立の手入れをしたいですからね …

 

ということで、土地代、家屋解体費用を除いて、

プレハブ設置、電線引き込み、家屋調査等で、170万円ほどを費やしました。

決して安いとはいえませんが、今思うと、

子どもたちに手がかからなくなり、両親も健在で、夫婦共に働いて収入があったからそのようにできたんですね。

 

おっと! 今日のブログ記事も長くなってしまいました。

いよいよ次回からは、定年退職をしてからこの3年間、

【木立】【プレハブ】を軸に、

… どんな思いでどんな行動をしたのか …

について話をしていきます。

お1人様1個限りのティッシュから

お1人様1個限りのティッシュ

風邪は治ったけど、鼻水が … 。

で、ティッシュの消耗が激しく、お店に買いに行きました。

棚には、ティッシュやトイレットペーパーなどが並んでいるのですが、 ” ペーパー類についてはお1人様1個限り … … ” との貼り紙がありました。

新型コロナウィルス感染症 … 、いつまで続くのやら … 。

ティッシュが買える買えないで一喜一憂している私ですが、

世の中では、株価暴落、観光客激減、外食苦戦長期化、某航空会社客室乗務員5,000人一時帰休 … 等、深刻な経済問題に発展しているようです。

決して他人事ではありません。

株価が暴落したままということになると、年金額が減ることも考えられます。

ティッシュがお店に山積みになっていても、買うお金がないのでは話になりません。

また、子どもたちのことも心配です。

いくら一人立ちをして努力をしていても、それだけではどうにもならない壁が立ちはだかることもあります。 

まさに今回のパンデミックがそうです。

親が子どもを思うのは、世の常。

… で、今、私ができることは? …

自給自足及び質素を旨とし、現金支出を抑えて万が一のためにできるだけ蓄える。

自由な時間を切り売りすることも視野に … 。
〈となると、” 無所属の時間 ” でなくなるかも〉

お1人様1個限りのティッシュから、考えること多々ありました。

あるものを最大限に生かし出費を極力抑える

土砂をふるいにかけて小石を取り除きました

土砂をふるいにかけていると(右写真)、親戚が〈3人で〉やって来ました。

※ 昼食弁当の差し入れです。
〈ありがたい!〉

 

で、親戚の一人が、私のしていることを見て、

「疲れるやろ。きょう日、そんなことしとるもん〈者〉おらんわ。 … 畑に入れる砂やったら、ダンプで持って来てもろたらいいやろ。」

と言うと、

もう一人の親戚が、

「いや、それでいいんや。 … 退職して時間もあるし、危ないことはできんけど、それ以外のことはできるだけ自分でした方がいいわ。 … わしもそやけど、年金だけの身分やし、たとえ安い砂でも買わんようにして出費を抑えとるんや。 … テレビ見てただボーとおっても〈いても〉しようがないし、おまけに体にも悪いし … 。 やっぱり体が動く限り動かんとな。 … まあ、あんまり無理せんとボチボチやれや。 無理してけがでもすると、元も子もないしな。」

と言いました。

残りの一人は、何にも言わずただ笑っているだけでした。

他にも行くところがあるらしく、すぐに帰って行きました。

… もう一人の親戚の言ったことにまったく同感です。 …

今の私にあるのは、自由な時間とまだ何とか言うことを聞いてくれる体と頭、そして、約5,000㎡の木立です。

あるものを最大限に生かし、極力出費を抑えつつ日々楽しく過ごしていきたいと思っています。

菜園横のプレハブの土台の一部が腐食

菜園横のプレハブ

菜園横のプレハブの様子を見に行ってきました。(右写真)
〈自宅から3㎞ほどの距離〉

今まで何回か本ブログ記事で紹介してきましたが、ここには、自宅で使わなくなったものを溜め込んであります。

子どもたちが家にいた頃に使っていたもの、妻の衣類、私の本等です。

設置したのは、二十数年前です。

当時はまだ子どもたちも家にいて、自宅が手狭な状態でした。

できるだけお金をかけないで物の置き場所を確保できないものかと、思案しました。
〈断捨離ができればよいのですが、 … なかなか … 。〉

家族と相談したり、知人に聞いたりもしました。

値段もそこそこで固定資産税もかからないということで、

また、ちょうど菜園横に地面が空いていましたので、

中古のプレハブを設置しました。

それからは、「自宅でいらなくなったものはとにかくプレハブに」という具合に、

そして、「次から次へ」という感じで … … 、

今日に至りました。

で、中に ” 入っている物 ” については、

〈退職してからは時間がありますので〉
それなりに処分したり、整頓したりすることもできるのですが、

… … 今度は ” 入れ物 ” の方が … 。

そう、プレハブのことです。

〈右上写真の中で、右下の部分が茶色くなっていますが〉
プレハブの土台部分の一部が錆びて腐食してきているのです。

… 問題は尽きませんな …

買うのはいいけどいつまで読めるかな?

今日古本屋さんで買った3冊の本です

昼食後、気分転換を兼ねて15㎞ほど離れている古本屋さんに行きました。

5年ほど行ってなかったでしょうか、久しぶりでした。
〈いつも行っている古本屋さんは5㎞ほどの距離にあります〉

でも、店内に入ると、主の様子といい、本の並べ方といい、以前とほとんど変わらない雰囲気でした。

平日の昼ということもあり、お客は私一人でした。
〈無所属の時間を過ごしている者の特権ですね〉

5年間も行っていなかったということになると、これも、あれもという具合に、欲しい本がたくさん出てくるものです。

で、これはと思う本を順に手に取って見ていきました。

いつまでたっても帳場に現れなかったせいか、主が本の整頓にかこつけて、私の様子を窺っていたような幕もありました。
〈もっと紳士然としないと〉

結局
・【ゴードン・スミスのニッポン仰天日記】荒俣宏 翻訳・解説:小学館
・【秘花】瀬戸内寂聴著:新潮社
・【西行花伝】辻邦生著:新潮社
の3冊(右上写真)を買いました。
〈いずれも単行本 … 文庫本は字が小さくて読みづらい〉

定価で買うと9,000円を超えるところですが、1,960円で買いました。
〈金欠病の私が言うのもなんですが、安い!〉

箱入り、帯付き、そして、3冊ともほとんど汚れはありません。

あとは、いつまで … 読む気力と体力が続くか … です。