自家製『読書案内』をつくるにいたったきっかけ

【思想なんかいらない生活】勢古浩爾著:ちくま新書
『読書案内』第1号
『読書案内』第41号
自家製『読書案内』40冊

… たしかに知識人たちは現実なんか知らなくても生きていける。 … … だが … 現場の人間たちは現実を知らなければ生きていけない。のみならず健気にも、かれらは知識人や評論家たちの書くものを吸収して現場に生かそうと必死である。新聞を読み、なんの関係もないのに世界情勢を知るように努め、教養がないやつはダメだと言われればせっせと幅広く本を読み、 … …
【思想なんかいらない生活】勢古浩爾著:ちくま新書(右上写真) P25~26より

自家製『読書案内』をつくるきっかけと重なる部分が、勢古氏の本の中にありましたので、紹介しました。

※ 自家製『読書案内』の詳細については、4月6日付のブログ参照。

自家製『読書案内』をつくりはじめたのは、1998年です。(右中上写真)

42歳のときで、 ” いい仕事がしたい ” という強い思いがありました。

それからちょうど20年、仕事を離れてまる一年経っていますが、現在も『読書案内』をつくり続けています。

41冊目〈第41号〉になります。(右中下写真)

今までにつくった『読書案内』を集め、今の居場所〈プレハブ〉に持って来ました。

幸いにも欠けることなく、第1号から41号まで全部あります。

41号は、現在切り貼りしている最中ですので、40号まで〈40冊〉並べると、内幅55cmの本棚一段にピッタリ収まりました。(右下写真)

今後は ” いい人生を送りたい ” ということのためにつくり続けていきたいと思っています。

思想なんかいらない生活 (ちくま新書)

自家製『読書案内』で河合隼雄・鶴見俊輔を読む

20年近くになる『読書案内』
『読書案内』には本の情報に関する新聞の切り抜き等が貼ってあります。
【時代を読む】河合隼雄・鶴見俊輔著:潮出版社
【思い出袋】鶴見俊輔著:岩波新書

『読書案内』をつくりはじめてから20年近くになります。(右上写真)

『読書案内』というのは、書評など、本の情報に関する新聞の切り抜き等を貼った自家製のものです。〈A4版40枚綴ノート使用〉

切り抜きは、大半が日経新聞等からのもので、「書評」「半歩遅れの読書術」「〈日曜の〉文化欄」などです。(右中上写真)

関心のあるものだけを貼っています。

年間2~3冊というところでしょうか。

ほとんど貼りっぱなしという状態ですが、頭の隅に読んだ情報が残っているらしく、本屋さんや古本屋さんに実物があると、しぜんに手がそこに行きます。

そのようして買った本の中から2冊紹介します。

… 無名の人間のつくり出してきた習慣というのは驚くべき発明と発見の集積なのであって、それは、情報を独占して、そこそこ10年ぐらい学習した人間がトップに立ってああだこうだと言うのとは全く違う、もっと大きな母体です。 …
【時代を読む】河合隼雄・鶴見俊輔著:潮出版社(右中下写真) P41より

… 軍隊から離れてあの〈こぢんまりした〉家に住んでいるなら、私にはほかに何も望みはないという、痛いほどの感じがあった。それ以上の夢は私にはない。その中に何ものもない時間の流れ。それが私にとって最高の望みだった。2008年 … … 、今の私は、その希望の中にいる。 … … 私は、幸福を自分のものとした。そのことを忘れない。他のことは、つけたりだ。 …
【思い出袋】鶴見俊輔著:岩波新書(右下写真) P165~166より

時代を読む   思い出袋 (岩波新書)

事故防止のために井戸に囲いをする 2

開閉できる波板の屋根
完成した井戸の囲い
屋根が開けられないように鍵を付けました
新たに木でふたをつくりました

井戸の囲いづくりの続きをしました。

単管にタルキ止めのジョイントを付け、角材〈3cm×4cm〉をネジくぎで留め、それに波板を付けて屋根としました。

そして、蝶番〈ちょうつがい〉の役目をするジョイントで開閉できるようにしました。(右上写真)

井戸の囲いが完成しました。(右中上写真)

まる二日かかりました。

念のために屋根と土台の単管に鎖を巻いて、南京錠でロックしました。(右中下写真)

先日より、井戸のコンクリートのふたを度々ずらしていたら、ふたが欠けてしまいました。

腰が痛くなるほど重いふたですので、ていねいに持ち上げることができないのです。

力任せに ” ずらした ” という感じでした。

そのことが、ふたが欠ける原因になったようです。

ネットによると、現在コンクリートのふたはほとんどつくられていないようです。

もしあったとしても、重く、しかも高価でしょう。

事故防止のための囲いもできましたので、軽くて扱いやすいふたを作ることにしました。

木でつくりました。

杉板を10枚〈長さ約90cm、幅約8,9cm、厚さ約1,9cm〉を、二本の角材〈3cm×4cm〉にすき間がないように並べてネジくぎで留めました。

角材は取っ手になります。(右下写真)

材料費は全部で1,500円ほどでした。

事故防止のために井戸に囲いをする 1

公道の傍にある井戸 囲いをすることにしました
単管を高速切断機で切りました
卓上ドリルで単管に穴を開けました
囲いの下の部分ができました

先日より井戸水を何回か抜いていますが、一日経つとほぼ満水になることがわかりました。

40年ほど放置してあった割りには、内壁に藻も付いていなく、きれいです。

大腸菌や濁り等で飲料水にはできませんが、洗車や草木に撒くぶんには使えそうです。

現役に復帰です。
〈私ではなく、井戸のことです〉

ただ公道の傍にありますので、いたずらや事故が心配です。(右上写真)

安全防止のために、井戸に囲いをすることにしました。

重く、しかも風雨に耐えられるように単管を使ってつくることにしました。

単管は、手元にあったものを、高速切断機で必要な長さに切りました。(右中上写真)

穴は、卓上ドリルで開けました。(右中下写真)

砂を撒いて地面を水平にし、その上に土台となるブロックを置きました。

そして、支柱となる単管をジョイントを使ってボルトでブロックに固定しました。(右上写真)

あとは井戸を囲むようにして、1m強の単管をジョイントで留めていきました。〈ちなみに井戸の外径は86cm〉

単管と単管の間は、子どもがくぐれないよう、できるだけ狭くしました。(右下写真)

竹の枝落としも技術が必要

鉈と鋸(竹切り用)で支柱を作る
全部で23本の支柱を作りました
竹の皮が剥がれています 技術が今一つ

真竹で菜園に使う支柱を作りました。

真竹は、木立の中に生えていたのを1月半ばに伐ったもの〈50本余り〉です。

それらの中から細め〈直径が5cm以下〉で真っ直ぐなものを選びました。

まず、鋸〈竹切り用〉で5mほどに切り、次に、鉈で枝を落としていきました。(右上写真)

全部で23本になりました。(右中写真)

枝の落とし方については、幼い頃、祖父が鉈の峰〈刃の背〉で枝の上から叩くようにして落としているのを見たことがありました。

それで、私も真似てやってみました。

細い枝はきれいに落とせますが、太い枝はうまくいきません。

5回ほど叩いてやっとこ落とした枝もありました。〈鉈の刃が自分に向いているので気をつけないと〉

そして、枝だけならまだしも、竹の皮までいっしょに剥がしてしまいました。(右下写真)

皮が剥がれたぶんだけ支柱としての強度が低下しますね。

技術の至らなさを感じました。

ネットで調べると、
” 鉈の峰を使う ”
” 鋸で切る ”
” 枝の付け根の下の方に傷を付けて鉈の峰で付け根の上の方から叩く ”
等、動画も含めたくさん紹介されていました。

竹の枝落としも技術が必要ですね