そう言われるとやはりうれしい

木立前のカブ畑

木立前の道路を散歩していると、集落の男がカブの収穫をしていた。(右写真)

 

「お疲れさん。寒いのにたいへんやのお。」

「好きでやっとるんで、たいしたことないですわ。」

※ その男は私より2歳年下。
定年退職後、近くの農業法人で働いている。
暑い、寒い、休日、平日、早朝、晩方関係なく、年がら年中動き回っている。
また、いろいろな作物づくりにも挑戦し、心底農業が好きなようである。

 

「収穫時期を過ぎとるみたいやけど、何をしとるんや。」

「まだ食べられそうなカブをっとるんです。 … 安い値段になるんやけど、これがけっこう売れるんですわ。 … 実際に売ってみるとわかるんですが、安い値段でしか買えないお客さんが多く居るんです。」

「商売というよりむしろ社会貢献やな。そりゃ立派なことや。」

 

「 … 社会貢献いうたら、〇〇さん〈わたしのこと〉もいっしょです。 … もらい手のなかったジャングル〈現在私が手入れしている木立のこと〉をホントにきれいにしてしもうた。それも自腹を切って。 … 〇〇さんにとっては何の得にもならんかもしれんけど、集落の景観アップには大きな貢献になっとると思うとります。」

「ありがとう。そう思いながら見てくれている人がいると思うとうれしなるわ。」

 

道楽でしている木立の手入れなんだけど、今日のように言われるとやはりうれしいですな。

引きこもり … 他人事ではない

今しがた知人が帰っていきました〈プレハブにて〉

今しがた知人が帰って行きました。(右写真)

「思ってたことを話したらなんかスッキリしたわ」
と言いながら。

 

彼〈知人〉が訪ねて来たのは、3時過ぎ。

2か月ぶりぐらいか。

はじめはあれこれ近況をしゃべっていたんだけど、そのうちに
「 … 実は、子どもが学校〈大学〉へ行かんで、家に引きこもっとるんや。 … いま3年生なんやけど、単位はほとんど取ってないし、卒業は到底無理や。 … … それで、勉強が嫌なら働きに出ればどーや、と言うとるんやけど、一向に埒が明かんのやわ … 。」

と、言い出し、それが延々と1時間余り続きました。

 

どうアドバイスしていいかわからなく、ほとんど聞いているだけ。

ただ、
「わしんとこの子どもは、今んとこはみんな一人立ちしとるけど、仕事に行き詰まったり、あるいは離婚したりして、いつ家に戻って来て引きこもらんとも限らん。 … そうなったら、あんたと同じように悩むやろな … 答が簡単に見つからんだけしんどいと思うわ … 。」
というようなことを言いました。

 

テレビなどで、よく全国の引きこもり者数が言われますが、けっこうな数です。

その数字を基準にして平均的に考えると、我が集落にも数人いることになります。
〈実際のところはまったくわかりませんが〉

引きこもり … 決して他人事ではないですな。

日本全国いたるところにある杉 …

木立に積み上げた丸太

朝木立を歩いていて、積み上げてある丸太(右写真)を見たとき、昨夕の理髪店でのことを思い出した。

 

理髪店の主が私の髪を切りながら
「この前話した杉の伐採の件ですが、結局お断りしたんです。」
と、 ” 前回の話 ” の続きを始めた。

※ ” 前回の話 ” の詳細については、11.10付ブログ記事『地の利がいいから薪づくりができる』をご覧ください。
短く言うと、ある薪づくりをしている人が、杉の薪をつくるために
理髪店の主が所有する山林の杉を伐らせてほしい旨頼みに来たという話。

 

理髪店の主曰く
「 … 私んとこの杉は低地に生えているので水分が多く、建材に不向きとは思っていたけど、あれほど安いとは思いませんでした。 … 父が50年ほど前に植え、枝下ろしもしてそれなりに世話もしてきたのに … 残念です。」

 

ホームセンターで売られている杉の薪を見ると、
… 35㎝長の細めの薪を針金で直径30㎝ほどに締め括ったのが、税抜きで400円ほど …

私自身、杉の伐採から薪にするまでの一連の作業を10年ほどしてきた。

その経験から言わせてもらうと、400円は法外な値段でもない。

下手をすると、手間賃だけでそれだけの値段になるような気もする。

 

売り方買い方お互いに満足できる方法はないものか。

日本全国いたるところにある杉 … どうなっていくんですかのお。

お互いに来年古稀やのお

今回もよう話しましたわ〈プレハブにて〉

1か月ぶりに友人が訪ねて来た。

手に柿の入った袋を持って。

「今年は2回に分けて〈柿を〉穫ったんやわ。これが最後や。おまえんとこもようあると思うけど、食べてくれんかのお。」

「ありがとう。まあ、中に入れや。」

 

彼〈友人〉は同級生。

彼の生活拠点は都会だが、年に5~6回帰郷し、空き家になっている実家の手入れをしている。

で、帰郷した折にはたいてい私のところに立ち寄ってくれる。
〈ありがたいことですわ〉

 

今回も〈午前〉10時過ぎにやって来た。

それから〈午後〉5時過ぎまで話していた。(右上写真)

話の内容は、はじめのうちはお互いの近況だったけど、そのうちに天下国家にまで及んだ。

近況1割、天下国家7割、今後の生き方2割といったところか。

 

それも酒を酌み交わしてではなく、駄菓子を食べ、お茶を飲みながらである。

たいていの場合〈今回もそうだったが〉、昼は外に出てそばを食べ、その後コンビニに寄ってカフェラテを買ってプレハブに戻る。

そして、それを飲みながら話の続きを延々とする。

ほとんどが天下国家についてで、結論が出ないという始末。

外見はじいさんそのものだが、話の中身は実に ” 青い ” のだ。

※ いまだに ” 青い ” から馬が合うんでしょうな。

 

夕方、
「お互いに来年古稀やのお。 … まあ、頑張ろうや。」
と言いつつ別れた。

自然との共生は簡単ではない

菜園にある別の物置に本棚を設置

菜園にある物置の後片付け第7日目。

後片付けで出た6本の本棚ですが〈前々回ブログ記事参照〉、それらの中の3本を菜園にある別の物置に運び入れました。

で、地べたに転がっていたサツマイモを収めると、ピッタリ。(右写真)

本棚を野菜棚に転用したのは正解でした。

 

本日予定していた後片付けが思ったより早く終わったので、木立に戻りました。

折しも知人が訪ねて来ました。

「 … 一昨日とその前にも一回来たんやけど、居らんかったし、入院でもしたんかと思うとったんや … 。」

「見ての通り、ピンピンや。 … 菜園の物置が雨漏りしとって、中のもん〈もの〉出すのに通い詰め状態でな … まあ、入れや。」

 

「そんなに忙しいんなら手伝いしたろか?」

「ありがとう。 … そやけど、気持ちだけで十分やわ。」

「俺んとこの実家は、今回の地震〈令6能登半島地震〉で崩れてしもうて、母屋、物置、蔵、全部を公費で解体してもろうた。 … 残念やけど、どうしようもないしのお … 。」

「幸いにもわしんとこは残ったんやけど、何しろ中古のプレハブ物置なんで、たとえ地震がなーても〈なくても〉寿命でがたが来とったんや。 … 来年の春までにボチボチ片付けるつもりでおるんやわ … 。」

 

残らなくても、残ってもたいへん。

大きな爪痕を残した大地震。

自然との共生は簡単ではないですな。