感謝するのみ

木陰で収穫したニンニクをひもで結わえる

ニンニクの収穫をしました。

数は100個近く。

たまたまそれを見た集落の人が、

「立派やのおー。 … わしゃ、木立前を通るたびにあんたんとこのニンニクの育ち具合を見とったんや。予想通りやった … 。」

と。

※ その人はずっと農業関係の仕事をしていて、野菜づくりも徹底的。
お世辞を言うタイプでもない。
そんな人からそのように言われるとうれしいですな。

 

暑い〈最高気温27℃〉ので、収穫したニンニクを木陰〈山桜の木の下〉まで運び、そこで作業をすることに。

 

まず、秋に植える種として、15~16個の大きめのニンニクを食用にするものと別にしました。

※ 1個のニンニクには約6個の種がありますので、それだけ残しておくと、秋に100個近くの種を植えることができます。
〈それらは茎を切り落とした後に網袋に入れて保管します〉

次に、食用にするニンニクの茎を15㎝ほど残して切り落としていきました。

最後に、2個のニンニクのそれぞれ残した茎を交叉させ、その交叉させた箇所をひもできつく結わえました。(右上写真)
〈あとで物置に吊るして保存します〉

 

今日は私の68歳の誕生日でした。

そのような日に、穏やかな、そして、時折カッコウの鳴き声の聞こえる緑陰で、収穫の喜びを味わえるなんて … 。

最高のプレゼントをいただきました。

感謝するのみです。

木立の手入れに一段と意欲が湧く

いただいた花器〈竹製〉 … 造花を生けました

木立前の畑で、サツマイモやピーマンなどの育ち具合を見ていると、集落のある高齢者から声をかけられました。

「あんた、いつもまめに草刈りしてきれいにしとるのおー。 … 手が空いたら、わしんとこでひと休みすればどーや … 。」

以前にも同様に誘われたのですが、そのときは忙しくて行けませんでした。

で、一区切りつくと、その方〈高齢者〉の庭に向かいました。

 

「おお、忙しいのによう来てくれた。 … これがわしの庭や。今やここの手入れをするのが生きがいになっとる。 … おかげさんでこんな歳になっても、元気やし、腰も曲がっとらんのや … 。」

・彼は昭和6年生まれとのこと
〈今年88歳になり、私よりちょうど20歳年上ということになりますな〉
・若い頃から仕事〈自営業〉の合間に庭づくりに取り組んできた
・50年前に植えた2本のソメイヨシノが立派に育ち、毎年友人と花見を楽しんでいる
・庭にある20畳ほどの小屋には冷蔵庫もあり、その前には屋外用のテーブルと椅子 … 同好の士が定期的に集まり、詩吟の練習をしている … 等、

ホントにうれしそうに話していました。

帰りに自作の竹製の花器をいただきました。(右上写真)
〈彼は竹細工も得意で、テレビ局から取材を受けたことがあります。〉

 

木立の手入れに一段と意欲が湧いてきましたわ。

何でもお金に換算していると …

木立前の草刈り終了

木立前の草刈りを終えて(右写真)後片付けをしていると、町会長さんがやって来ました。

 

「おお、きれいに刈ったのおー。 … 遅うなったけど、草刈機の刃を持ってきたわ。夏と秋にまた畔草刈りを頼むわ。 … 〈イチゴの棚(右写真の薪棚の奥にあるグリーンの棚)に目をやって〉あの緑のネットが張ってある中には何があるんや。」

「イチゴが生〈な〉っとるんです。」

「 … しかし、えらい手間暇のかかった棚やのおー。」

「あれでも、この前にタヌキかハクビシンかわからんけど、入られたんですわ。」

「高〈く〉つくイチゴやな。買うた方が安〈く〉つくんと違うか。」

「そう言われると、返す言葉がないですわ。」

 

「よう考えると、わしんとこのシイタケもよう似たもんやな。クヌギの木を伐採して、それを1mほどの長さに切って菌を植えて、実が生ったと思うたら、2~3年してパー〈原木が腐ってしまうこと〉や。 … その菌やけど、最近えろう高〈く〉なったわ。 … あんたのイチゴといっしょで、買うた方が安〈く〉ついたりしてな。 … 一つ一つお金に換算してみると、割に合わんもんがけっこうあるみたいや。 …  … 結局は楽しいからやっとるんやろなあ … 。」

 

… 同感 …

” 楽しいからやる ”
” したいからする ”

何でもお金に換算していると、潤いのない寂しい人生になりませんか?

プロは天気ばかりのせいにはしない

今しがた買ってきたロロンカボチャの苗

今しがた〈午後5時過ぎ〉JAの苗店でロロンカボチャの苗を買い、帰ってきたところです。(右写真)

 

午後草刈りをしていると、4時過ぎから雨が降り出しました。

で、後片付けをしてプレハブに入ったのは、4時半頃。

JAの苗店が閉まるまでまだ時間があったので、電話をかけることに。

 

「明日ロロンカボチャの苗を入荷すると聞いとったんやけど、何時頃お店に届くんですかのお。」

「あれー、そうでしたか。 … 実は今日届いたんですわ。 … 60本ほどありますんで、明日の朝でも大丈夫だと思うんですが … 。」

「そうでしたか … … いや、今すぐに取りに行きますわ。」

ということで、ロロンカボチャの苗を買いに行ったという次第です。

 

買ってきた苗を見ていたら、近くの農業法人で働いている男が言っていたことを思い出しました。

「わしゃ、去年カボチャづくりに失敗してしもうた。 … 原因は畑の排水をしっかりせんかったことや。 … 今年はでっかい溝を掘ったし、いけると思うとる。」

「あんただけやのうて、去年うまくカボチャができたのはこの辺には誰もおらんかった。 … 暑過ぎたせいやないか。」

「一々天気のせいにしとったら、何もできんわ。 … 今年は成功させんとな … 。」

 

失敗したら天気のせいにする私 … 。

プロは天気ばかりのせいにはしないんですなあ。

〈草木〉灰をたっぷり撒く

畑に灰をたっぷり撒く

隣家の畑を見ると、ナス、トマト、カボチャ … など、すでに植え終わっているではありませんか。

〈隣家の〉主が言うには、

「わしゃ、夏野菜の苗が出回るこの時期になると浮き浮きするんや。で、JAやホームセンターに並んどる苗をしょっちゅう見に行って、欲しいのがあるとすぐに買うて来て植えるんやわ。 … 待つことができんでのおー … 。」

とのこと。

 

私が夏野菜の苗を植えるのは、例年5月の連休明け。

そろそろ畑の整備に取りかからないと … 。

で、今日はとりあえず畑に灰を撒くことに。

… たっぷりと撒きました …(右上写真)

 

ブログ記事では、いつも簡単に ” 灰 ” と言っていますが、厳密に言うと、 ” 草木灰 ” です。
〈野焼きの後に残った灰です〉

元々が自然の草木ですので、環境にやさしく、多めに撒いてもとくに問題はないようです。

※ カリウムが多く含まれるため、カリ肥料として利用されているとのこと。〈ネットより〉

トマト、ピーマン、ニンニクなど、ホントによく育ちますな。

ただ、イチゴには不向きなようです。
〈葉っぱばかりが大きくなって、その割に実が付かないんですわ。〉

 

明日は雨とのことで、今日撒いた灰が土の中に浸み込んでいくでしょうな。

それを明後日耕運機で掻き混ぜると、ちょうどいい具合の土になりそう。

本格的な夏野菜づくりの季節到来です。