いざ竹を切り出して運ぶとなると

木立の一角にある真竹の竹やぶ

〈午前〉10時頃でした。

草刈りの途中にひと休みしていると、集落の人がやって来ました。

「暑いのに精がでるのおー。こんな時間に仕事をしとるのはあんたぐらいや。〇〇〈近くにある農業法人のこと〉でさえ、暑い時間帯には外に出んようにしとるのに … 。」

「私も、あと少しだけして止めようと思っていたところです。 … で、どうなされましたか。」

「実はお盆に千日講〈集落の行事の一つ〉をするんやけど、真竹が2本いるんや。 … もらえんかのおー。」

「ああ、都合のいいときにいつでもどうぞ。私がいなくても持って行ってください。」

「ありがとう。そうさせてもろうわ。 … きょうび竹やぶはいっぱいあるけど、ほとんど孟宗竹や。 … たまに真竹があるけど、切り出すとなると、足の踏み場も無いほど荒れとって、おまけにマムシがおったりしてな … 。」

 

改めて木立の一角にある〈真竹の〉竹やぶを見てみました。(右上写真)

確かに足場がよく、マムシもいません。

木立前にトラックを止めれば、切った竹を〈緩やかな下り坂を〉40mほど引きずっただけで荷台に積めます。

 

以前にも真竹が欲しいと言って来た人が何人かいました。

そのわけが今日はっきりわかりました。

真竹はあるにはあるけど、いざ切り出して運ぶとなると、それが容易にできるような竹やぶが少ないということですな。

シロツメクサとともに復活を待ち望む

灼けたシロツメクサ

朝、木立を歩いていると、久しぶりに隣家の主と顔を合わせました。

「久しぶりやのおー。」

「ああ、お久しぶりです。」

「あんまり暑いんで、外に出んようにしとるんや。」

「しかし、作物や花に水をやらなければならないでしょう。」

「朝の5時前に起きてやっとるんや。7時までに終わるようにして、あとは夕方まで家の中におるんや。 … そやけど、いつになったら雨が降ってくれるんやろか。台風6号がこっちに来るみたいに言うとるけど、来たら来たで、今度はいきなり大雨になったりして、 … 頃合いの天気てないもんかのおー … 。」

 

おっしゃる通り。

天気だけでなく、 ” 頃合い ” というのは、なかなかないもんですな。

かくいう私も、彼同様バテ気味。

木立を一回りしたあと、井戸水を汲み上げて野菜や花に水をやり終わると9時過ぎ。

昨日までならもうひと仕事できたのですが、今日はその時点で完全にダウン。

 

ダウンと言えば、薪棚前のシロツメクサもそうですな。

他の草の伸び具合を見るに、今頃は30㎝ほどの丈になって白い花を咲かせていなければならないのに、地肌が見えるくらいに無残にも灼けてしまっていますわ。(右上写真)

※ 一方、スベリヒユ〈前回のブログ記事で紹介〉は、乾いて熱いカチカチの地面をものともせずに伸び広がっています。

 

シロツメクサとともに復活を待ち望む次第です。

今シーズンのブルーベリー終了

木立前ブルーベリーのネット解体

木立前のブルーベリーのネットを解体しました。(右写真)

日誌を見るに、設置したのは6月3日。

その間1か月半ほどでしたが、ハクビシンやヒヨドリなどに侵されることもなく、めいっぱい収穫できました。

木立前には7本のブルーベリーの樹が植わっていて、今シーズンの収穫量は、6升3合でした。

木立後方の竹やぶ跡にも11本のブルーベリーの樹が植わっており、そこでの収穫量は、1斗7升5合でした。

※ 竹やぶ跡の方のネットはまだ解体しておらず、後日する予定です。

 

で、合計すると、今シーズンのブルーベリーの収穫量は2斗3升8合と相成りました。

当初の目標を大幅に上回り、自然の恵みに感謝するばかりです。

粒は大小いろいろ、味も甘いのから酸っぱいのまでいろいろ … 商品にするなら問題ですが、家で食べる分には十分です。

ジャムにした場合、市販のものと比べてもまったく遜色はありません。

 

お店に売っているブルーベリーは、粒ぞろいで甘いのですが、何しろ値段が … 。

近所のおばあちゃん曰く

「小〈ち〉っこいカップに、底が見えるくらいの量しか入っとらんのに300円もするんや。」

 

今年は、家族で腹いっぱい食べ、冷凍保存もけっこうしました。

親戚や知り合いにもかなりあげました。

近辺にブルーベリーを栽培している人もほとんどなく、よけいにありがたがられるんですな。

タダでももらい手がない時代

ようやく雨も上がりました。        2023 7.19 4:50PM

午前10時半頃まで草刈りをしていたのですが、雨が降ったので止めました。

自宅に戻り、水風呂に浸かって出直しました。

昼食を食べた後、うとうとしていると、知人が久しぶりに訪ねて来ました。

 

あれこれ話しているうちに、土地のことが話題になりました。

「ワシの親戚が、今、〇〇集落の区長〈集落のまとめ役〉をしとるんや。 … で、誰も住んどらん宅地があって、その宅地の所有者からタダで譲る言われて、もらい手を探してくれるよう頼まれたんや。 … 何人もの人に声かけしたけど、結局はもらい手が一人もおらんのや。」

「そこには家とか納屋とか建物が建っとるからやろ。」

「上物〈うわもの〉がまったく無うて、明日にでも家が建てられる地面や … 。」

「 … … … 登記したり今後維持していったりするとお金がかかるからかのおー。」

「そうやろな。 … それに年寄りばっかりの集落で、自分んとこの草刈りでさえやっとこさしとるのに、それ以上増えても対処できんのや … 。」

「そうか。借金してでも土地を買うた時代があったのが嘘みたいやなあー … 。」

 

木立前で知人を見送る頃には、ようやく雨も上がっていました。(右上写真)

… そうか、タダでももらい手がない時代か …

梅雨末期の木立を眺めながら、そう思ったのでした。

ちまちまと草むしりを

タマネギとジャガイモが植わっていたところの草むしりをしました

道路脇の畑の草むしりをしていると、軽トラが止まりました。

集落の人でした。

「精が出るのお。 … 草刈機でいっぺんに刈ってしもうたら楽でええのに … 。」

「そうしたいのですが。 … ウチの耕運機は小〈ち〉っこて馬力がないんで、地面に根っこが残ったままだと耕せんのですわ … 。」

「そうか。そりゃー、たいへんや。 … まあ、蒸し暑い日が続いとるし、熱中症に気ぃつけてやれや。 … ワシも、今から家へ帰って草刈りや … 。」

 

3日間菜園に通い、それほど広くもない80㎡ほどの畑を、のべ10時間もかけて草むしりをしたことを思い出しました。

結局は、ウチの小っこい耕運機で耕せるようにしたかったんですわ。

耕して均して、ど真ん中に木を植えたかったんですわ。

※ 木を植えることについては、7.8付ブログ記事『今後のことを本腰を入れて考えないと』をご覧ください。

木を植えた後、つまり今後は、もう畑として使いませんので一々草をむしる必要はなく、草刈機でサッと除草を済ますことができます。

 

が、今日草むしりをしたところは(右上写真)、これからも畑として大いに使っていきたいですな。

ウチは作物を売って生計を立てているわけでもないので、小っこい耕運機で十分。

体力が続く限り、ちまちまと草むしりをしていくつもりですわ。