… めでたし、めでたし …

新たに運び込まれたアテの丸太と板

割り終わった薪を棚に積み上げていると、親戚がアルバイト先の職員の人と2tトラックに乗ってやって来ました。

荷台には、たくさんのアテ〈アスナロ〉の丸太と板が … 。

「前に言うとったアテの丸太と板や。置いてくわ … 。」

と、次から次へと荷台から降ろして帰って行きました。(右上写真)

※ アテの丸太を持って来ることは事前に聞いていました。
が、まさかそんなにあるとは。
軽トラにちょこっと積んで来るものと思い、「ついでに割ったるわ」と軽く返事をしたのでした。
〈アテの丸太と板は、アルバイト先で不要になったものとのこと〉

 

雨がいつ降り出すかわからないような空模様 … 薪を積み終えるや否や薪割りに取りかかりました。

結局全部割り終わるのに正午過ぎまでかかり、もうクタクタ … 。

昼食後、横になっていると、眠ってしまいましたわ。

 

夕方近くに自宅に戻り、ケンタ君〈飼い犬〉の散歩をしました。

すると、元日の大地震で飼い猫がいなくなったという家の主が、声をかけてきました。

「先日、猫が見つかったんですわ。40日ぶりです。 … その節は〇〇さん〈私のこと〉にもお手数をかけ … ホントにありがとうございました … 。」

※ その主のことについては、1.26付ブログ記事『いまやペットは家族の一員ですな』を参照。

 

… めでたし、めでたし …

雪が消え暖かくなったらまたひとがんばり

孟宗竹の竹やぶ跡で … 5年前の今頃は一面孟宗竹が密集していました。

若干の雪が降ったとはいえ、風もなく日が差し始めたので、木立をひと回りしました。

うっすらと雪化粧をしたところで足が止まりました。

かつて孟宗竹が密集していた竹やぶ跡です。(右写真)

※ 5年前の3月にすべて伐採しました。
当時伐採したきこりさんの話では、1,000本近く植わっていたとか … 。
竹やぶがあった頃の痕跡を留めるのは、今や切株のみ。
が、その切株も年々腐食してきて、あと3~4年もすると跡形もなくなくなってしまいそう。

 

先日集落のある男が言っていた言葉を思い出しました。

※ その男は、竹を無料で伐採する事業があることを知っていて、実際に私の所有地でそれを実践してくれました。

 

… あんた〈私のこと〉んとこの木立やけど、わしが孟宗竹を伐採した他に、あんた自身がけっこうな数の木を伐採したんで、日が当たるええ木立になってきた。
5,000㎡ほどの広さがあるみたいやけど、ここまでようがんばったわ。
世間では、放置林が荒れて騒いどるようやけど、その気になれば、たとえ一人でも何とかなるいうことや。
ここは、放置林再生の一つのモデルに十分なるわ。 …

 

たまたま好きでやってきたことが、結果的にはそのように評価され、うれしい限りです。

雪が消え、暖かくなったら、またひとがんばりですな。

警戒を怠らずに生活していきたい

夕日を見るとホッとします         2024 2.9 4:15PM 木立前で

4日前に友人が、昨日の午前には集落の男が、午後には集落の別の男が訪ねて来ました。

そして、今日の午後には他集落の男が訪ねて来ました。

いずれも特に用件はなく、地震後の中間状況報告ってとこですな。

みんな、元日の地震以来、家の片付け、災害ごみ出し、罹災証明書の申請などでたいへんだったようです。

地震発生後ひと月余り経ち、ようやくゆとりが出てきたという感じですな。

 

今日来た他集落の男は、出身地が震源地近くで、空き家状態の実家がそこにあります。

1週間ほど前に実家の様子を見に行ったときのこと。

家は瓦が数枚落ち、戸の建付けが悪くなった程度だったけど … 漁港を含めて集落全体の土地が隆起し、大半の住民は避難所で生活しており、なす術もなく帰ってきたという。

集落の責任者からも、もっと落ち着いてから来るように言われたらしい。

また、道路も酷い状態で、実家に辿り着くまでとても難儀したということでした。

帰り際

「おお、久しぶりの夕日や。何かホッとするわ … 。」

と言って、帰って行きました。(右上写真)

 

テレビや新聞では、

「ここ1~2か月の間に震度5クラスの地震が起こる可能性がある」

というようなことを言っています。

余震が減っているとはいえ、警戒を怠らずに生活していきたいと思っています。

井戸を点検しないと

木立脇にある井戸

昼食を終えて休んでいると、集落の男が訪ねて来た。

※ 彼〈集落の男:62歳〉は、2年前まで営業マンだった。
定年退職後は、アルバイトの傍ら屋敷の手入れに勤しんでいる。
彼と話すのは大地震のあった日〈元日〉以来。

 

話したのは、ほとんど地震のこと。

彼の親戚の数軒は震源地に近いところにあり、かなりの被害を受けたらしい。

それらの中ではいまだに断水が続いているところもあり、ちょくちょく彼の家まで風呂に浸かりに来ているとのこと。
〈これと似た話をよく耳にしますな〉

1時間余り話したでしょうか。

” 水が来ないことの不便さ ” を強調して帰って行きました。

 

同感。

飲み水がないのも困るけど、洗濯、風呂、トイレなどの水がないのも困りますな。

※ 幸いにも私の集落では、断水状態だったのは元日とその翌日だけで、それ以降は水が来ました。
飲める状態になるまで1週間ほどかかりましたが。

 

ふと、木立脇の井戸のことが思い浮かびました。(右上写真)

木立前の花壇や畑に撒く水は、すべてその井戸の水を汲み上げて使っています。

もし、水道の水が止まってしまったら、その水を自宅まで運んで、洗濯、風呂、トイレなどに使うことになるんですな。

が、待てよ … 。

大地震以来井戸水を汲み上げていないんだけど、地下水が以前のように正常に流れているのかな?

暖かくなったら点検しないと。

落ち着いたら手伝いしに行こう

夕方まで友人と語っていました       2024 2.5 4:30PM プレハブ内で

ヘルニアの手術が終わって2週間経ちました。

術後経過を診てもらうべく病院に行ってきました。

結果は良好 … 今後通院の必要のない旨告げられました。

が、しばらくは重いものを持ち上げたりしないとのこと。

ひと安心ですな。

 

病院から戻って読書をしていると、友人が訪ねて来ました。

※ 彼〈その友人〉は都会で働いていて、実家〈空き家〉の手入れをするために定期的に田舎に帰っています。
〈今回の帰省は昨年の12月中旬以来〉

 

「姉〈彼の実家の近くに住んでいます〉から聞いとったけど、ホントに酷い地震やったんやのお。 … 家は何とか持ちこたえたという感じやけど、蔵の屋根瓦と壁がほとんど崩れ落ちてしもうて、〈現在の蔵の様子を撮ったスマホの写真を私に見せながら〉みすぼらしいなってしもうた。 … とにかく近くに〈他人の〉家がなーて〈無くて〉迷惑かけんでよかったわ。 … この後、10日ほど田舎におる予定やけど、どこまで後片付けできるやら … 。」

等々、夕方までようしゃべっていましたわ。(右上写真)

 

で、帰り際に彼が言ったこと。

「そういえば、〇〇さん〈彼及び私の知人〉、たしかあそこ〈今回の地震の震源地近く〉に実家がある言うとったな。 … わしら落ち着いたら、手伝いしに行こうか … 。」