ほとんど草刈りをしなくて済むように

だんだん大きくなってきたキウイ

キウイ棚周辺の草刈りをしていると、人の声がしたような … 。

振り向くと、近くに集落の人が立っていました。

※ キウイ棚があるのは木立の奥まったところ。
竹やぶに遮られているので、木立前の道路からは見えません。
ふだんはまったく人気がなく、一人で作業をすることがほとんど。
で、今日のようにいきなり人影を目にすると、びっくりするんですわ。

 

「 … 仕事中悪い。頼みの用事があるんやわ。 … … 〈用件を言い終わると、キウイ棚周辺を見回しながら〉しばらく来ん〈来ない〉うちにえらい様変わりやなあ。数年前まで孟宗竹ばっかりやったとは思われんわ。 … キウイもよう生っとるし(右上写真)、ミカンの実もかなり付いとるし、カキの木もえろうでかなった。 〈もう一度見回して〉イチジクもあるわ、リンゴもあるわ、まるで果樹園やないか。 … けっこう投資したやろ … 。」

「投資だなんて、単なる道楽ですよ。 … 一度自分でつくってたらふく食べてみたかったんです。食べ切れなかったら、他の人に食べてもらえばいいんですから。 … もう一つ、とにかく木を大きくして日かげが増えるようにし、草刈りにかかる労力を少なくしたいんですわ。」

 

現在の果樹がかつての孟宗竹のように繁茂すれば、ほとんど草刈りをしなくて済むでしょうな。

早くそんな日が来てほしい。

見過ごすことのできない問題

菜園の草刈りが終わる

昨日に続き菜園に行ってきました。

大きなキュウリとナスが実ってましたわ。

サツマイモの葉っぱも青々と元気いっぱい。

雑草はもっともっと元気いっぱい。

本日の県庁所在地の最高気温は37℃とか。

暑いさ中、何とか草刈りを終えることができました。(右上写真)

 

今まで何度も当ブログ記事で紹介していますが、菜園は自宅から3㎞ほど〈車で7~8分〉離れたところにあります。

約40m×40mとけっこう広く、菜園だけでなく、物置、ビニルハウスがあり、樹木も植わっています。

かつては両親が毎日のように通い、私の出番がないほどしっかりと管理していました。

が、今やその両親も高齢となり、それができなくなってしまいました。

少々のキュウリやナスなどの栽培は、妻と父が細々とやっていますが、畑耕し、草刈り、樹木の伐採等の大がかりな作業は、すべて私がしています。

 

で、最近、私の事情をよく知っている知人と親戚から、まるで申し合わせでもしたかのように

「 … おまえ、この前、膝の水抜いた言うけど、いつまでも若くはないんや。 … 木立〈約5,000㎡〉の手入れだけで手いっぱいで、菜園との両立は難しいんと違うか。 … 菜園の方を何とかしたらええと思うがのお … 」

というようなことを言われました。

 

薄々とですが、私も同じことを思っていました。

見過ごすことのできない問題です。

草ぼうぼうの菜園

菜園横の公道の草刈りを終える〈右側の一段高くなっているところが菜園です〉

数日前に知人が訪ねて来たときでした。

「今、〇〇集落にあるあんたんとこの畑〈菜園のこと〉の前を通ってきたんやけど、よう草が伸びとったわ … 。」

と。

 

今日の〈午前〉9時半過ぎに菜園に行きました。

おっしゃる通り、草ぼうぼう。

前回草刈りをしたのは1か月余り前 … この季節はホントによく伸びますな。

まず、公道の草刈りをしました。(右上写真)
〈人様が通る道ですので優先ですわ〉

※ 右上写真の草を刈ったところは、公道といっても車が通る道ではなく、集落の人たちが水路の掃除をするときなどに通る道です。
田舎のしきたりで、公道に接する土地の所有者〈管理者〉が除草することとなっています。
幅2m弱で長さ80mほど … けっこうな作業量です

 

公道の草刈りを終えると、今度は菜園。

こちらも公道に劣らず草ぼうぼう。

草刈りに取りかかるが、何と蒸し暑いことか。

台風5号が北海道を通過中とのことだけど、たぶんその影響でしょうな。

目に入ってくる汗を拭き拭き作業をしましたわ。

 

正午少し前に親戚がやって来ました。

「やっぱりここにおったか。 … 木立んとこにある冷蔵庫に昼飯を入れておいたわ。 … あんまり無理すると熱中症になるし、そろそろ止めや … 。」

と。

 

親戚の言う通りにしました。

続きは明日することに。

みなさんに助けられて

根元から新芽が出てきたレモン

3年前の秋にレモンの苗木を5本植えました。

※ 私の住んでいるところは冬に雪が積もりますので、毎年冬に入る前になると柑橘系の木には雪囲いをしています。

 

昨年も冬に入る前に雪囲いをしました。

そして、今年の春にその雪囲いを外したわけですが、囲いに蔽われている間〈約4か月間〉に病気になったのか、5本中の1本が枯れていました。

どう見ても、生き返るような気配が感じられなかったので、抜いて新しい苗木を植えるつもりでいました。

隣家の主がそのことに気づいたのか、

「 … わしの経験から言うて、一見枯れてダメになったようでも、全部ダメになったとは限らん。 … すぐに抜かんとしばらく様子を見たらどーや … 。」

と、アドバイスしてくれました。

 

その通りになりました。

根元の方から新芽が出てきました。(右上写真)

引き抜かなくてよかった … レモンとの縁を保てたことが何よりうれしい。

隣家の主にホントに感謝。

 

退職後は時間にも余裕ができ、レモンを始め、リンゴやキウイ … など、次から次へと植えるが、気持ち〈夢〉ばかりが先行し、知識、技能面がついて行かず、失敗続き … 。

で、集落のご老体曰く、

「勤めとるときは、仕事に集中するのが当たり前やろ。 … あんたの場合、果物や野菜栽培の勉強はこれからや。」

と。

 

みなさんに助けられて日々過ごしています。

できるうちはする

薄くて読みにくいのですが、袋には御神供米と書かれています。

ブルーベリーの収穫をしていると、「おーい、おるんかー。」と大きな声が聞こえてきました。

私も大きな声で「こっちや。」と応えました。

※ 木立前とブルーベリーが植わっているところは80mほど離れており、ちょうどその間に竹やぶがあるので、木立前から直接ブルーベリーが植わっているところが見えないんですわ。

 

集落の同じ班の男でした。

「この蒸し暑いのにたいへんやのおー。 … 〈手に持っている袋(右上写真)を私に見せて〉これやけど、今度の〈神社の〉行事に出られんし、持って行って神主さんに渡してほしいんや。」
〈私は班長として参加予定〉

きょう日は出すもん〈者〉があんまりおらんのに、わざわざありがとう。 … 間違いなく神主さんに渡すわ。」

「おれもいつまでこんなこと〈寄付〉ができるかわからんけど、できるうちはするつもりや。ほんなら頼むわ。」

※ 御神供米〈ごしんくまい〉:神様に捧げるお米 … かつてはお米を入れていたのですが、現在はほとんどがお金〈500円〉を入れて出しているようです。

 

彼は私より5つ年下。

60歳で定年退職し、しばらくアルバイトをしていたけど、年老いた親の世話のためにアルバイトを辞める。

楽な生活ではない。

にもかかわらず、御神供米を出す律義さ。

… できるうちはする … 同感ですな。