
午後になると、雨も上がった。
外に出て、稲を刈り取った後の田んぼ(右写真)を眺めていると、集落の男が訪ねて来た。
彼は私より5歳ほど年下で、定年退職後3年ほどアルバイトをしていたが、現在は野良仕事のみ。
「とくに用事もないんやけど、話したくなったんで来たんです。」
「大歓迎や。ここじゃ何だし、〈プレハブの〉中に入ろうか。」
「〇〇さん〈私のこと〉、木立前を通るとたいてい草刈りをしとるけど、暑くないんですか。」
「そりゃー暑いわ。 … で、2時間ほど作業したら、自宅に戻って水風呂に浸かっとるんや。昼は冷房の効いたとこ〈ろ〉で休んで、4時過ぎから夕方まで作業をして帰宅するというパターンや。」
「それでも、ようやっとりますわ。 … わしゃ、〇〇さんより幾つか若いけど、今年の夏はもうバテバテ。先日までやっとこさ息をしてましたわ。最近ほんの少し涼しなったんで、ようやく動こうという気になったんです。」
… という具合に、1時間ほど世間話をしただろうか。
彼の話す内容は、過去や他人のことはほとんどなく、主にこれから先の人生を如何に過ごしていくかということ。
聞いていると前向きな気持ちになって後味もいい。
平均的に考えると、彼も私も健康寿命は10年に満たない。
〈私の場合はあと3~4年〉
ここまで来たなら、自分の思うよな道を歩んで行かないと。




