【長生きにこだわらない】を読む

【長生きにこだわらない】矢作直樹著:文響社

朝4時過ぎに起きて朝食をとる。

6時少し前から7時まで近くの神社の除草作業。

それが終わると参院選の投票に行く。

戻って木立をひと回りし、水やりをすると、もう8時半。

ちょうど熱中症警戒アラートの放送が流れる。

どうりで汗ぐっしょり。

自宅に帰って水風呂に浸かる。

プレハブに戻り、冷房の効いた室内で椅子にもたれかかっていると、眠りに陥ってしまった。

目が覚めると10時過ぎ。

どうも夏風邪を引いたらしい。

市販の風邪薬を飲む。

しばらくすると少し楽になった。

が、外に出て作業をしようという気にまったくならず。

 

たまたま本棚にあった【長生きにこだわらない】矢作直樹著:文響社(右上写真)が目に付いたので、開いて見た。

「 … 要は、今を大切に生きろ、ということなんだな … 。」と思いつつ、ページをめくっているうちに読了してしまった。
〈新書版大200ページほどの本で、活字も大きく、文章も平易なのでとても読みやす。〉

 

とくに印象に残ったのは、

… … 私は「あの世」の存在を認知しています。私たちのいる世界とは別の世界(次元)です。
簡潔に言えば、私たちはそこから意図(魂の計画)を持ってやって来て肉体の限界を迎えたら、故郷、つまりその世界に帰還します。これを何度も繰り返すことを一般に輪廻〈りんね〉とか輪廻転生〈てんせい〉と呼んでいます。 …
P158

のくだりです。

 

著者は死に逝く方々をたくさん見てきたお医者さん〈現在東京大学名誉教授〉です。

そのように断言される根拠をお持ちのことと思います。

私は、漠然としてですが、人が亡くなると心身ともに無に帰すると思っていました。

今回読んだ著書だけでは、矢作氏がそのように断言される根拠がわかりませんでした。

氏が書かれた別の本やネット等で調べたいと思っています。

午後はアイスを食べコーラを飲みながら読書

今日買った本

〈午前〉7時半、菜園に向かいました。

※ 菜園は、木立から車で7~8分の距離にあります。

着くや否や草刈りを始めました。

途中に一回休憩をし、午前の作業を終えたのは10時半過ぎ。

気温は昨日までとほぼ同じ〈29℃〉なんだけど、湿度が高いせいかドッと疲れが出てきましたわ。

 

木立に戻ってひと休みし、昼食後に再度出直して草刈りの続きをするつもりが … … 体力が … 。

そういうわけで、午後の作業は取り止めに。

近くの古本屋さんに行きました。

【老害の壁】和田秀樹著:エクスナレッジと【生麦事件】吉村昭著:新潮社の2冊(右上写真)を買いました。

 

帰って来て、さっそく【老害の壁】和田秀樹著を読み始めました。

老人を対象にしているので、活字が大きくてホントに読みやすいですな。

内容も簡潔明瞭。

たまたま冷蔵庫にアイスとコーラがあったので、食べながら、飲みながらページをめくっていきました。
〈和田先生、行儀が悪くてゴメンナサイ。〉

 

読み終えると、身も心も晴れやかになりましたわ。

そりゃ、アイスを食べコーラを飲みながら読みたい本を読めば、スッキリしますわな。

 

まっ、スッキリした一番の原因は、

和田先生の
「 … 好きなことをすればいい。 … 健康に悪いからとあれもこれも制限する必要はない。 … 無理することもない … 。」
等の言葉ですわ。

ありがとうございます。

本〈とくに古本〉は安い

本日買ってきた本

朝から雨。

屋内ですべきことはあるのだが、やる気が起こらない。

※ 時たまこんな日があるんですわ。

 

で、1か月ぶりに近くの古本屋さんに行く。

BD、DVDソフトで欲しいものは無し。

※ 近頃めっきり少なくなりましたなあ。
ユーチューブやネットフリックスに圧されて流行らなくなったんですかのお。

 

ただ見るだけのつもりで書籍コーナーも回った。

が、1時間後には13冊の本を抱えていた。

内訳は、

・還暦からの底力:出口治明著(講談社現代新書)
・古事記の起源:工藤隆著(中公新書)
・古事記誕生:工藤隆著(中公新書)
・日本哲学のチカラ:小川仁志著(朝日新書)
・老いを愛づる:中村桂子著(中公新書ラクレ)
・神様にほめられる生き方:岡本彰夫著(幻冬舎)
・古事記:完訳日本の古典1(小学館)
・萬葉集1,2,3,5,6:完訳日本の古典2,3,4,6,7(小学館)
・古今和歌集:
完訳日本の古典9(小学館)

の13冊である。(右上写真)

小学館の完訳日本の古典シリーズものは、昭和58年発行にかかわらずほとんど汚れ無し。

全部で税込みで2,200円。

上記著書の一冊である【還暦からの底力】出口治明著(講談社現代新書)を100ページほど読むに、それだけで元を取り返した気分に。

年金で日々やっとこさ暮らしている者が言うのも何だが、本〈とくに古本〉は安いですな。

 

… 訂正 …

1か月ほど前に、今日行ったのと同じ古本屋さんに行っています。
〈3.18付ブログ記事『岩波文庫、講談社学術文庫 … が』参照〉

そのときには、岩波文庫、講談社学術文庫、ちくま学芸文庫等のコーナーが無くなっていたように見受けられました。

が、今日行くとしっかりとありましたわ。

見落としていた可能性が十分にありますな。

訂正いたします。

風邪気味の朦朧とした頭で考えたこと

終日寝っ転がって見るともなしにユーチューブを見ていました

長引く風邪ですな。

引き始めて3日目というのに体が怠く、何にもやる気なし。

終日寝っ転がり、見るともなしにユーチューブを見ていましたわ。(右写真)

トランプ大統領とゼレンスキー大統領の口論場面が印象に残りました。

 

ゼレンスキー大統領が英語で丁々発止しているのには驚きました。

国の存亡がかかっている重要な会談には、たとえ英語に精通しているといえども、同時通訳を使うべきではないでしょうか?

アドリブで盛り上げるテレビショーではないのですから。

結局、当初の目的を果たすことなく別れることとなってしまいました。

 

トランプ大統領が悪い、ゼレンスキー大統領が悪いと言っているわけではありません。

ただ、トランプ大統領には、アメリカファーストに固執しない大国の余裕を見せてほしかった。

一方、ゼレンスキー大統領には、トランプ大統領に惻隠の情を抱かせるような配慮があってもよかったのでは。
〈もちろん卑屈になることではない〉

 

絶交したわけではないから、今後も会談の機会はある。

ウクライナも、アメリカも、そして世界も一刻も早い停戦を望んでいる。

… その望みが叶えられるためには、今やウクライナ、アメリカだけではなく、世界の英知を結集すべく段階にまで来ているのでは …

と、

風邪気味のジイサンは、朦朧とした頭で考えたのでした。

【草枕】を読む

【草枕】夏目漱石著:新潮文庫

【草枕】夏目漱石著:新潮文庫(右写真)を読みました。

いつもならとくに印象に残った箇所を紹介するところですが、今回の場合、紹介する箇所が多過ぎるので感想のみをを述べます。

 

① 【草枕】に登場する主人公と那美という女性の会話がとても現代的。
100年以上も前〈厳密には1906年〉に書かれたというが、二人が会話している箇所だけ読んでいると、最近書かれた小説かと思うほどである。

② 二人〈主人公と那美〉の会話以外の箇所は、さすがに100年前の時代を感じさせる。

否、それよりずっと前の時代かと思うほどである。
至るところに難しい漢語が使われているからである。
〈読み下し文がない漢詩も少しでてくる〉

が、漢字を見ているうちに、漠然としてではあるが意味がわかってくる。
主人公〈=漱石?〉が言わんとしていることは、これまた現代に十分通用するような芸術観、人生観であるということが。

③ … 理屈なしに自然に溶け込めたら …
という漱石の願いがひしひしと伝わってくる。
〈日々木立の手入れをしている私も同感〉

 

今回の【草枕】は再読です。

前回読んだのは50年ほど前になります。
〈右上写真の文庫本の奥付には昭和50年8月30日58刷とあります〉

そのときは今以上に漢語の意味がわからず、読了したとはいえ、すっきりしなかったことを覚えています。

で、再度漱石を読むなら、まずは【草枕】からという思いが強くありました。

 

この50年間の経験ってホントに大きいですな。

出会ったみなさんからいろいろ教えていただいたり、よい刺激を与えていただいたりしたおかげで、少なくとも以前よりは理解できたと感謝しております。

すっきりしましたわ。

 

… 追伸 …

文庫本の小さい文字を読むために、1ランク度の強い老眼鏡を買いました。(右上写真)