陽光、風、フキノトウ、タラノキ、迎春です

春の陽に包まれた我が居場所
雪の合間からフキノトウが
タラノキも着々と春の準備

今日は ” 日 ” という漢字より ” 陽 ” の方がぴったり当てはまるような天気になりました。(右上写真)

半月ぶりに木立を回りました。

春一番を思わせるような風も吹いていますが、足元は、先日の大雪でまだ20cmほどの積雪です。

雪の重みにより割けて折れた真竹が見受けられました。

倒れたままになっている3本の松の木も雪に埋もれています。

一方、日当たりのよいところでは、雪の合間からフキノトウが顔を出していました。(右中写真)

ざっと見て5つほどありました。

ラジオのフキノトウの話を思い出しました。

… 私の家の庭で今年はじめてのフキノトウが採れました。2つだけでしたが、天ぷらに揚げていただきました。この苦みのあるおいしさはまさに春の贈り物です。 …

というような内容でした。

私の家でも、近いうちに ” 春の贈り物 ” いただく予定です。

タラノキも着々と春の準備をはじめているようです。(右下写真)

採って食べるまでにはまだ2か月ほどかかりますが、楽しみにしています。

旧暦でいうところの春は明後日からです。

陽光、風、フキノトウ、タラノキ、どれを見てもまさに ” 迎春 ” です。

フキ

早春に顔を出すフキノトウ
フキの群生

木立の周り5カ所でフキが群生しています。
” 群生 ” という難しい言葉を使ったのは、人工的なフキ畑と区別するためです。
すべてしぜんに生えてきたものです。
それらを取り除かないように木立周辺の手入れをしているうちに、群生する面積が年々広くなってきました。

※フキは地下茎で繋がっていますので、それがしぜんに伸びて増えてきたようです。施肥もしていません。

例年、春先にフキノトウが顔を出します。(右上写真)
雪があっても見られます。
フキノトウはフキの花です。
寒さに強く、真っ先に春を知らせる花として親しまれています。
食べることもできます。
独特の苦みがあり、天ぷらなどにして食べるとおいしいです。

一方、葉は葉茎を長く伸ばしながら成長し、やがて丸い大きな葉になります。(右下写真)
私のところでは、5、6月になると葉茎を採って、その皮をむいて煮物や酢漬けにして食べています。

フキは、初夏に葉や葉茎を採ってしまった後も、しばらくすると伸びてきます。
全部刈り取っても、また伸びてきて太い葉茎になり、大きな葉になります。
「再び伸びてきたフキは食べられるのか?」と尋ねたことがあります。
「下ごしらえの仕方は変わるが、食べられる」ということでした。

以前 ” 宝の持ち腐れ ” から ” 宝の山 ” へ というお話をしました。

そのことを再認識した次第です。

 

 

 

孟宗竹のタケノコと真竹のタケノコ

孟宗竹のタケノコ
真竹のタケノコ

木立には、孟宗竹と真竹があります。
孟宗竹のタケノコは、例年ゴールデンウィーク前後に生えてきます。(右上写真)
真竹のタケノコは、それよりほぼ一カ月遅れて生えてきます。(右下写真)

【孟宗竹のタケノコ】。

とくに施肥はしていませんが、地面の質〈赤みがかった粘土質〉がよいのか、味の評判は上々です。

昨年は、「表年」だったせいか、300本ほど採れました。

それだけ採れると、自分の家だけでは食べ切れなく、近所に配るにしてもたいへんです。〈はじめは珍しくても、そのうちに飽きてくるのです〉

今年は「裏年」でしたので、60本ほどしか採れませんでした。家族と親戚で分けて食べました。

【真竹のタケノコ】

ふつうタケノコといえば、孟宗竹のもの(右上写真)を頭に描くのではないでしょうか。
実際お店で売っているのも、ほとんどが孟宗竹のタケノコです。

でも、孟宗竹以外のタケノコもあるのです。
木立には、真竹のタケノコ(右下写真)も生えてきます。
孟宗竹のものと比べ、全体的に細く、掘るときも、それほど深く掘る必要はありません。
味の評判は、孟宗竹のタケノコ同様上々です。
真竹のタケノコは、去年も今年も100本ほど採れました。

「裏年」にもかかわらず、どうして去年と同じくらい採れたのか?
… ? ? ? …

 

 

 

 

果樹等の「表年」と「裏年」

今朝拾ったクリ 鍋の大きさ(直径33㎝、深さ14㎝)
木立にあるクリの木

クリ拾いをしました。量は、どんぶり2杯ぐらいです。(右上写真)

木立には、大小合わせて7、8本のクリの木(クリの種類はわかりません)があります。

昨年は、「表年」だったのか、〈右上写真の〉鍋から溢れ出るほどのクリが採れました。

今年は「裏年」のせいか、少ないようです。

「表年」・「裏年」について

… 元来果樹には「表年」と「裏年」を繰り返す性質をもっているものがあります。カキやミカンが有名ですが。その果樹の生育に適した気候の年ならば、実はたくさんつき、「表年」になります。ただ果樹自体が実をつけ過ぎたことで体力を消耗してしまい、その翌年は実がほとんどつかなくなります。これが「裏年」です。特定の果樹に毎年毎年平均して実を成らすことは不可能です。よってその性質を理解した人間が、花芽や実の量を調整して毎年結果するようにしているのです。ただ人為的にプロの農家の方が調整していても、最適な気候の場合には、自然と花芽や実が出来すぎてしまうこともあります。これが全国的に「表年」と「裏年」に偏ってしまう理由の一つです。 …
【ネット:nashien_hさんのベストアンサー】より

ウメやカキは、今年は「表年」のようです。タケノコ(孟宗竹)は、「裏年で」した。

 

コシアブラ

高さ1mほどのコシアブラ
幼いコシアブラの群生

木立の草刈りをするとき、コシアブラも切らないようにしています。

… 若い芽は、山菜としててんぷら、おひたしなどにする。タラノキのような棘も無く、芽がたくさんあるので、多く採ることができる。ただし、木が大きくなってしまうと採りにくい。
【ネット:樹木図鑑(コシアブラ)より】

コシアブラについても、タラノキ同様、3年前に家族から切らないように頼まれました。
そして、それとわかるように、リボンを巻いてもらいました。

意識しながら見ると、「5枚の葉が一組になって付いているのがコシアブラだ」ということがわかりました。(右上写真)

あれから3年経ちました。
今では、高さが1mを超えるようなものから幼木まで、30本ほど生えています。(右上・右下写真)

コシアブラの名前の由来
・幹から樹脂を取り、漉して塗料として使用したため「漉し油」という説
・中国から伝わった金漆(読み方:ゴンゼツ 意味:コシアブラからとった塗料で、一種の漆)が「越の国の油」と呼ばれ、その油の採れる木のことを「越の油」と言い、それが転じてコシアブラあるいはゴンゼツと呼ぶようになったという説
【ネット:樹木図鑑(コシアブラ)及び広辞苑より】

いろいろな説があるようです。