
1か月ぶりに友人が訪ねて来た。
手に柿の入った袋を持って。
「今年は2回に分けて〈柿を〉穫ったんやわ。これが最後や。おまえんとこもようあると思うけど、食べてくれんかのお。」
「ありがとう。まあ、中に入れや。」
彼〈友人〉は同級生。
彼の生活拠点は都会だが、年に5~6回帰郷し、空き家になっている実家の手入れをしている。
で、帰郷した折にはたいてい私のところに立ち寄ってくれる。
〈ありがたいことですわ〉
今回も〈午前〉10時過ぎにやって来た。
それから〈午後〉5時過ぎまで話していた。(右上写真)
話の内容は、はじめのうちはお互いの近況だったけど、そのうちに天下国家にまで及んだ。
近況1割、天下国家7割、今後の生き方2割といったところか。
それも酒を酌み交わしてではなく、駄菓子を食べ、お茶を飲みながらである。
たいていの場合〈今回もそうだったが〉、昼は外に出てそばを食べ、その後コンビニに寄ってカフェラテを買ってプレハブに戻る。
そして、それを飲みながら話の続きを延々とする。
ほとんどが天下国家についてで、結論が出ないという始末。
外見はじいさんそのものだが、話の中身は実に ” 青い ” のだ。
※ いまだに ” 青い ” から馬が合うんでしょうな。
夕方、
「お互いに来年古稀やのお。 … まあ、頑張ろうや。」
と言いつつ別れた。




