温かい場所・お茶・聴くこと…それだけ

昨日は〈午後〉8時近くまで知人と話していました

朝プレハブに入ると、お菓子と紙コップが置きっぱなしに … 。

そうでした。

昨日〈午後〉8時近くまで知人と話していて遅くなったので、後片付けもせずに帰宅したのでした。(右写真)

※ 普段は〈午後〉6時半過ぎに帰宅

 

昨日の〈午後〉5時近くのことでした。

一日を振り返り、ブログ記事にまとめようとしていた矢先に知人が訪ねて来ました。

「入ってええか?」

「どうぞ。」

「いきなり来て悪いのお。 … 山歩きしとったら、雨が降ってきたんや。天気予報は晴れる〈て〉言うとったのに。ホントに参ったわ。 … 夕方バレー〈ボール〉もする予定やったのにオミクロンで中止になってしもうたし … 思う通りにいかんもんや … 。」

※ 彼〈知人:66歳〉は、昨春雇用延長も終え、自由の身となりました。
非常にアクティブで、積雪の山道を歩いたり、地域の子どもたちにバレーボールの指導をしたりしています。

 

で、あれこれ話しているうちに夜の8時近くになったという次第です。

彼の話は、私のような出不精者にとって、地域の実情を知るよい機会となっています。

彼のように訪ねて来てくれる人がいるおかげで、何とか世捨て人にならないで済んでいるという感じです。

感謝しています。

 

では、逆に私が彼らにしていることとは。

温かい場所、お茶、聴くこと … それだけですな。

感謝するのみ

現在の私の日中の居場所

木立回りをしていると、知人〈昨春雇用延長終了〉が訪ねて来ました。

しばらく立ち話をしてプレハブに入りました。

 

「ここへ来るといつも思うんやけど、自宅以外にこんな寛げる場所があってええのお。おまけに温〈ぬく〉いし。うらやましいわ。」

「ええ、 … まあ、最初は物置だったのですが。 … 〇〇さん〈知人のこと〉もご存知の通り、以前はここはジャングル状態の木立でした。 … で、手入れをする道具を置く場所が必要で、 … といって道具小屋を建てるとなると、お金も時間もかかるし、急遽中古のプレハブを設置したという次第です。 … それが、今では日中の居場所(右上写真)になってしまいました … 。」

「それにしても、自分で換気扇を外して煙突を通し、薪ストーブを取り付けるなんてたいしたもんや。 … 普通のもん〈者〉はそんなことしようと思わんし、また、できんわ。」

「幸いにも木立には燃料になる木がいっぱいあり、また、近くには家がありませんでした。 … 時計型ストーブは安価ですし、あとはやる気だけですよ。 … やり方については、ネット動画や雑誌でたくさん紹介されていますしね … 。」

 

健康で、家計が許す範囲内で、置かれた環境や身近にある物を最大限に生かしながら好きなことができる。
〈もちろん他人への迷惑、危険な行為等は禁物。〉

感謝するのみ。

腰痛は誰からの何のためのメッセージか

冬のプレハブ内は居心地がよすぎるのでは

腰の調子 … おかげさまでだいぶよくなりました。

昨日、ほぼ一日動き回っていたのがよかったようです。

… ということは、やはりプレハブに籠ってばかりいて、体を動かすことが少なかったことが原因か。

 

居心地のよすぎるプレハブ〈15畳〉にしてしまったかな。(右上写真)

とくに積雪時は外に出られませんので、冬期間を基準にプレハブの環境を整備してきました。

・暖房
薪ストーブを設置し、木立の木を伐採して薪にし、燃料とする。
とても暖かく、燃費はタダ同然。
・窓外の景観
花壇や木立の手入れをし、窓からの景観を楽しめるようにした。
・ネット環境の整備
通信速度は遅いが〈そのかわり安い〉、ユーチューブやメールをするには十分。
・音響機器、プロジェクター、スクリーン〈100インチ〉を設置
いつでもレコード、CD、BDを聞いたり見たりできる。
・他、読みたい本の買いだめ、自家栽培の作物の保管 … 等、最小限のお金で長くて寒い冬を楽しく過ごせるように準備をしてきた。

 

で、昨年末から一か月ほど、プレハブに籠ってイモムシが這うような生活をしたのだったが、結局腰痛に … 。

今回の腰痛は、

「イモムシのような生活もええけど、居心地のよさに浸ってばかりおるとダメになるで!」

という神〈仏?天?〉からのメッセージのような気がしてならない。

退職後5度目の正月にしてようやく

今日はカボチャを焼いて食べました

定年退職〈2017〉後は、
… 組織に属することなく自分の思うままに生きる …
をモットーに生活してきました。

勤めることもなく、アルバイトをすることもなく、所有地である木立〈0.5ha〉の手入れに専念してきました。

好きというか、性に合っていたというか、おかげさまで毎日を楽しく過ごしてきました。

 

… でも、正直言って、心の片隅には、

「たとえ60歳まで勤め上げたとしても、私のように好き勝手に生活している人は、世間にはどれだけおるやろか。周りを見ても、よく似た年齢の人はほとんどまだ働いている。 … 自分だけが好き勝手していたのでは申し訳ない… 。」

という思いがありました。

また、ブログにおいても、

『無所属の時間』と銘打ってカッコつけ、思い上がって書いとるんやないやろか … 。」

というような心配もありました。

 

が、今の季節、

暖かい部屋で、お茶を飲んだり自家栽培の作物を食べたりしながら(右上写真)、

窓外の清楚な雪化粧の木立を見るにつけ、

それらの思いや心配がだんだん薄らいできました。

むしろ

… 自分の思いや時間を優先し、ぶれずにやってきてよかった …
… 穏やかな心持ちで日々を送れるというお金に替えられないものを得た …

と、強く思うようになりました。

… 定年退職後5度目の正月にしてようやく … という感じですな。

『付かず離れず』って容易ではない

知人が置いていったモチ

知人が置いていったモチ(右写真)を見ながら、昨日のことを思い出しています。

 

知人は、昨日の午後訪ねて来ました。

彼〈知人:66歳〉は、昨春に延長していた仕事も終え、それ以来日々自分の時間を楽しんでいます。

2か月に1回ぐらいの割合で訪ねて来ます。

で、話す内容はほとんどが彼の家族のことで、端的にいうと、

「妻や子どもといえど、こうも価値観が違うものか」

ということになります。

 

彼は、長らく〈私より10年も長く〉身を粉にして家族のために働いてきました。

そして、昨春に晴れて自由の身になりました。

… が、彼の場合、田畑や手入れする木立もなく、終日家にいることもけっこう多く、家族と向かい合う時間がいっぺんに増えました。

それで、前述のごとく「妻や子どもといえど … … 」の思いを強く抱くようになってしまったのです。

彼より人生経験が1年少ない私は、せいぜいが
「誰しも大なり小なりそのようなことを思いながら生活しているんではないでしょうか。」
と言う程度で、ただ聞いているばかりです。

 

『付かず離れず』という言葉が頭に浮かびました。

デジタル大辞泉によると
… 近づき過ぎず、そうかといって離れもしないで、一定の距離を保ちながら関係を続けるさま …
とのこと。

容易なことではないですな。

今度来たときにモチを食べながら続きを聞かせてもらおうか。