風呂が故障したので、修理屋さんに来てもらいました。
※ 30年余り前にユニット式の風呂にしました。
ボタン一つで温かいお湯が出ます。
… が、ここ1週間ほど、ボタンを押さなくても勝手にお湯が出てくるのです。
1日に100ℓほども。
修理屋さん
「リモコンがダメになったようですな。 … しばらく時間がかかりますわ。」
私
「古い風呂なので交換部品がないんですか?」
修理屋さん
「あるにはあるんですが … 。何しろリモコンには半導体が使われていますんで … その半導体自体がないためにリモコンがすぐにつくれないっていうことですわ。 … まあ、リモコンができ次第すぐに交換にきます。 … あっ、今度は〈風呂の〉メーカーさんが直接来ることになりますんで … 。」
半導体不足のために車の納期が遅れることは聞いていたけど、まさか自分の家の風呂までがそうだとわ … 。
修理屋さんが帰りましたので、木立に戻りました。
暖かい陽光の下、木立を歩きながら(右上写真)次のようなことを思いました。
もし、日本の半導体産業が、あのとき〈1980年代〉のままだったら、今の経済状況はもっと豊かだったかもしれない。
で、そのもっと豊かだったかもしれない国で自分は何をしていただろう?
… たぶん今とほとんど変わらなかったでしょうな …