アサガオ棚を片付けながら夏とお別れ

夏を大いに楽しませてくれたアサガオ棚 … 整理することにしました

友人が手伝いに来るまで、杉の伐採はしばらくお休みです。

 

先日来抜根や伐採にかまけ、プレハブ内はごちゃごちゃの有様。

20日ほど前に収穫したサツマイモも、プレハブ内に泥の付いた状態で広げたまま。
〈もちろん下には新聞紙を敷いてあります〉

※ 1週間ほど前に知人が訪ねて来たとき、その広げた〈泥の付いた〉サツマイモの横に長時間休んでもらいました。
帰るときに、おみやげに5~6本渡しましたが。
収穫したサツマイモについては、10.9付ブログ記事『スラッとしたサツマイモが私たちの課題』をご覧ください。

で、サツマイモも含めてあれこれ後片付けをするのに午前中いっぱいかかりました。

 

午後はアサガオ棚の整理をしました。(右上写真)

幅約6m、高さ約2,5mの棚。

今はもう完全に枯れてしまいましたが、

8月下旬から9月中旬にかけ、赤、紫、ピンク、白の花で散りばめられた大パノラマを楽しんだことを思い出しました。

と同時に、あの暑かった夏の日々が脳裡に蘇ってきました。

 

来年も同じ場所にアサガオを植える予定でいます。

今年棚の支柱に使った竹も保管しておき、再度同じ規模の棚をつくりたいと思っています。

アサガオ棚全部を片付け終えたとき、なぜかしら

「これで今年の夏もホントに終わったんだな」

という気持ちになりました。

最高の野外作業日和でした

すばらしい秋晴れで、明朝焼却〈野焼き〉するものを乾かすことができました。 … プレハブ前で

朝、木立前で隣家の主と出会いました。

「おはようございます。」

「おはようさん。今日はいい天気になりそうや。 … アンタこんないい天気に何する予定や … 。」

「ええ … 午前中は父から頼まれているタマネギ畑の畝づくりをし、午後木立の手入れをする予定です … 。」

「そうか。 … わしんとこはもう植えたわ。 … まあ、がんばれや … 。」

 

ということで、午前中は菜園へ行き、タマネギの畑づくりをしました。

3畝こしらえてマルチシートをかぶせ、あとはタマネギの苗を植えるだけとなりました。

「1,000近くの苗を買わんならんのお。 … 苗植えはわしゃするわ。 …  ほんで〈そういうことで〉手伝わんでいいし … 。」

と、張り切る父。
〈元気な父にはホントに感謝しています〉

 

木立に戻ってきたのは、正午過ぎ。

隣家の主の言った通り、すばらしい秋晴れ。

明朝野焼きするためにプレハブ前に並べた焼却予定のものもよく乾いたようでした。(右上写真)

 

午後は、イチゴとニンニクを植えました。

植え終わったのは、4時過ぎ。

暗くなるまでにまだ時間がありましたので、明朝の野焼きの焚き付けにするための枯れ葉を集めたり、近く予定している杉の伐採のための準備をしたりしました。

最高の野外作業日和でした。

【毎日が日曜日】を再読する

【毎日が日曜日】城山三郎著:新潮文庫

【毎日が日曜日】城山三郎著:新潮文庫(右写真)を再読しました。

最初に読んだは、42年前。

奥付に昭和54年11月発行とありますので、就職する数か月前ということになります。

※ ちなみに私が就職したのは昭和55年〈1980年〉。
就職してから読んだ記憶はないので、いつ読んだかが割とはっきりわかります。
当時買ったものは処分してしまいました。
先日古本屋さんでたまたま見つけ、再度読みたくなり購入しました。

 

再読する前に、内容についておぼろげながら覚えていたのは、
定年退職者が人生の最期に大型冷蔵庫に入って死ぬことだけでした。

 

再読して印象に残ったくだりを紹介します。

… やりたいことを気ままにやる。やりたくないことは、一切、やらない。たのしくないことには、見向きもしないんだ … P34

… 孤独な退職者たちにとって、スモッグ以上におそろしいのが、退屈さである。さまざまな刺激に満ち、雑然とした大都会は退屈さをまぎらわせてくれる。孤独な退職者には、大都会こそよく似合った。
… 219

… 平凡な話だが、いちばんいいのは、、生計の道は別にあって、気が向いたときだけ、釣りに行くというくらしじゃないのかね。
… P403

… 何のために生きているかなどといわず、はげしい楽しみも求めず、いまの生活のままで、まずまず満足すべきではないか … P423

… 「気ままで長生き」するためには、少しばかり内容があり、働きがいのある生活は必要のようであった。何かひとつ、軽く支えになるものがあり、また、軽くたよりにされるものがあっていい。日程表の先の先まですべて空白というのでなく、適当にたのしい日程ができていて、しかも、空白が多い、という感じがいい。
それに、完全に無為、完全に孤独ということになると、ただ等身大の存在が社会に残留しているだけということになり、不安定であり、妙ないい方だが、地球のお荷物になっている、という感じにもなる。完全に自由になるためには、むしろ、少しばかり、地球に貸しがあった方がいい。 … P535~536

 

40年以上も前に著者が言ったこと … 今でも十分に通用するようです。

現在出回っている退職後の過ごし方に関する本の内容とそれほど変わらないようにも思われます。
〈退職前後にその手の本を20冊ほど読みました〉

何やかんやいって、最終的に具体化していくのは自分自身ですな。

秋を十分に味わうことなく冬を迎えるか

木立前で 2021 10.17 4:20PM

今日は秋祭り。

〈午前〉6時に辻旗を揚げる予定が雨のために中止。

宮祭りは、予定通り〈午前〉10時から。

※ 宮祭りについては、前回のブログ記事参照。

 

で、その準備のために〈午前〉9時過ぎに神社に行きました。

神主さんをお迎えするために、長い階段に散らばっていた落ち葉等を取り除き、掃き清めました。

それが終わると社〈やしろ〉内の掃除をし、お神酒やお供え物などを神前に並べました。

あとは神主さんを待つだけというときに、

「今日は寒いのお。 … ストーブ焚いた方がええんと違うか … 。」

という声が。

結局焚かないことになりましたが … 確かに寒い。

昨日の同じ時間帯に、腰に蚊取り線香を吊るしながら神社前の草刈りをしていたことを思うと信じられないくらいに。

 

宮祭りも無事終わり、プレハブに戻って昼食を食べた後、苗木を見に行きました。

先日隣家の主が言っていたように〈前々回のブログ記事参照〉諸々の果樹の苗木が店頭に並んでいました。

リスボンレモンの元気そうな苗木も10本ほどありました。

… が、今日のところは見るだけに留めました。

 

… 黄色いたくさんの実を付けたレモンの木が抜根跡地に立ち並んでいる … 光景を頭に描きながら帰って来ました。

木立前では、すでに日は西に … 。(右上写真)

秋を十分に味わうことなく冬を迎えるのかな。

何事のおわしますをば知らねども …

神社前の除草をしました

明日は集落の秋祭り。

が、コロナ感染防止のためにお神輿と獅子舞はなし。

宮祭りのみ。
〈雨天でも実施〉

※ 【宮祭り】
神社で神主さんが祝詞をあげ、集落の班長や各種団体の長が玉串を神前に奉げる。

 

私は集落の世話係をしていますので、宮祭りの準備もしなければなりません。

準備の中には、神社前の除草もあります。

予報では明日は午前中は雨が降るとのこと。

宮祭りは〈午前〉10時から始まりますので、下手をすると雨の中除草をすることになるかもしれません。

雨合羽を着ながら何人もが草刈機で除草するのは危険です。

できれば避けたいですな。

 

幸いにも今日の午前中は晴れていました。

抜根跡地の整理も一段落していましたので、神社前の除草をすることにしました。

〈午前〉8時過ぎに神社に行きました。

集落の神社は山手にあり、付近は人家もまばらなのでとても静かでした。

草刈機のエンジンをかけ、それを背中に担いで作業を始めました。(右上写真)

 

聞こえるのは草刈機のエンジン音だけ。

一人だけで、しかも神社の除草をしていることもあってか、だんだん厳かな気持ちになってきました。

なぜかしら西行法師の歌

… 何事のおわしますをば知らねどもかたじけなさに涙こぼるる …

が、思い出されました。

 

… 生きている … というより

… おわします何事かに生かされている …

かたじけないことです。