過ぎゆく夏の午後に

過ぎゆく夏の午後、北側の窓辺で。

暑さのぶり返しですな。

午前中は菜園の草刈りで汗だく。

自宅に寄って水風呂に浸かり、プレハブに戻ると、折よく親戚から昼食の差し入れ。

食後、横になって本を読んでいると、いつの間にか瞼が … 。

 

目が覚めると、時計の針は1時半を回っていました。

草刈りも一段落しておりましたので、無理をして暑い外に出る必要もないと思い、室内で本読みの続きをすることにしました。

椅子をやわらかい光の入る北側の窓辺に持って行きました。

ワゴンテーブルも持って行き、アイスコーヒーとミニトマトを準備しました。(右上写真)

※ ミニトマトは、食べたくなったときにその都度畑に行って捥いできます。
最近は毎日のようにおやつの代わりに食べています。

読んでいる本は、【漢文の素養】加藤徹著:光文社新書。
〈昨日近くの古本屋さんで買いました。〉

硬い内容の本かなと思っていましたが、読み始めると面白く、止められなくなってしまったのです。
〈読了しましたら、いつものように当ブログ記事で紹介します。〉

 

冷房の効いた部屋〈室温27℃,湿度50%〉で、飲んで食べて面白い本を読む。

疲れると、西窓から棚いっぱいのアサガオ〈午後は花が萎んで葉っぱだけですが〉や一輪のヒマワリを眺めて目を休める。

聞こえるのは、蝉の声微かなエアコンの音 … 。

 

過ぎゆく夏の穏やかな午後でした。

『もう一人の自分』が健在である限り

畔草を刈り終えました

頼まれていた田んぼの畔草を刈り終えました。(右写真)

あとで係の方が報酬を持っていらっしゃいます。

報酬は草刈機の償却代と油代程度といったところでしょうか。
〈ホントに安い〉

半ばボランティアですな。

※ 他集落では刈る人がいなく、除草剤で済ませているところもあるようです。
当集落も、いずれはそうなるかもしれません。
除草剤で茶色に枯れた1mほどの畔草に囲まれた田んぼ … 田園風景とは言えないですな。

 

畔草刈り … 少々雑な作業をしても、報酬にはまったく影響しません。

やり直しをさせられたという話もこれまた聞きません。

楽をしようと思えば、できないわけでもありません。
〈一応係の方が除草跡を見にいらっしゃいますが〉

 

では、頼まれたからといって、報酬が安いからといって、半ばボランティアだからといって、お座なりでよいのか?

それはできませんな。

たとえ係の方が許してくれても、心の中の『もう一人の自分』が許してくれませんな。

 

見かけの自分は、歳とともに目、歯 … 等、体のいたるところが衰えてきました。

が、心の中にいる『もう一人の自分』は、かつての仕事に対する姿勢をいまだに保っているようです。

それゆえに今回の畔草刈りも、なんとか恥ずかしくない程度の仕上がりとなりました。

 

『もう一人の自分』が健在である限り、畔草刈りを続けたいと思っています。

秋はまだしばらくおあずけのよう

木立の山桜に止まっているアブラゼミ

朝、木立前の道路を歩いていると、軽トラが止まりました。

集落の住人〈建設業:自営〉でした。

「おはようございます。たいへんですね。お盆も仕事で … 。」

「なんもや。いま、墓参りの帰りや。… ここしばらくは、雨で仕事ができんのや。 … 今日も仕事なしや。 … アンタこそ、いつも草刈りようしてたいへんや。 … お盆に草刈機のエンジン音出したら目立つし、今日はじっくり休んだほうがええわ … 。」

 

おっしゃる通り。

地獄の閻魔様もお休みになるという日〈8月15日〉に草刈りをする気はありません。

お言葉に甘えてじっくり休むことにしました。

 

ユーチューブに飽きると外に出て、アサガオを眺めたりミニトマトを捥いで食べたりしながらのんびりと過ごしました。

彼〈住人〉が言ったように、草刈機、チェンソー、トラクターのエンジン音は一切なく、人工音は、時折木立近くの道路を通る車の音だけでした。

その分セミの声が、いつもより大きいように感じました。

 

で、そのセミですが、以前は少し近づいただけですぐに逃げたのに、

最近はかなり近づいても逃げず(右上写真)、また、動きも緩慢になってきたようです。

最期にさしかかっているのでしょうか。

 

ということは、秋?

でも、予報によると20日過ぎからまた暑さがぶり返すとのこと。

秋はまだしばらくおあずけのようですな。

集落の平和祭の日に思う

雨でくすぶる木立前 2021 8.14 5:00PM

昨晩からずっと雨。

で、例年忠魂碑の前で執り行われる集落の平和祭も、神社内で行われることとなりました。

※ 集落の平和祭については、前回のブログ記事をご覧ください。

遺族の出席者は〈28名中〉10名でした。

集落の世話人も合わせると16名で、少人数ながらも厳かな雰囲気のうちに式典が終了しました。

※ 訂正 … 前回のブログ記事で式典の進行内容を紹介したとき、③献饌〈けんせん〉、④降神〈こうしん〉としましたが、順を入れ替えるように神主さんよりご指摘をいただきました。
… 一つ一つが勉強ですな …

 

戦後76年。

今日の式典の出席者をみると、実際に戦争を経験なされた方は、80代半ばのおばあちゃん一人のみ。

あとは経験していない人ばかりで、私もその中の一人。

が、例年この時期になると、小さい頃に聞いた身内の戦争体験の話を思い出します。

※ 身内の戦争体験談については、2018 8.15付ブログ記事『今後もずっと昔の記憶であり続けてほしい』をご覧ください。

 

夕方、雨でくすぶる木立(右上写真)を見ていたとき、

退職後、ホントに好き勝手な生活さしてもろうとるな。 … そりゃ、確かに家族の理解があるわな。 … けど、大元は先人の多大な犠牲によって築き上げられた平和があるからやろな … … 。」

と、ふと思いました。

先人の言う通り体が一番

葉っぱで埋まりつつあるアサガオの棚 … あとはたくさんの花が咲くのを待つだけ

台風の影響か、昨晩から今朝にかけてかなりの雨が降り、強い風も吹きました。

幸いにもアサガオの棚は倒れずに済みました。

大き過ぎると思われたその棚〈6m×2,5m〉も今や葉っぱで埋まりつつあり、あとは色とりどりの花が咲き誇るのを待つだけとなりました。(右上写真)

 

今日は断続的に雨が降っていました。

お盆休みに入っていることも手伝ってか、木立前を通る車も少なく、周囲の田畑にも人影はありませんでした。

 

私はというと、

右膝の関節と腰の調子が今一つで、プレハブ内の簡単な整頓をしたぐらいで、あとはほとんどユーチューブを見ていました。

腰への負担を軽くするために、椅子に座らずに床に横になった姿勢で。

おかげさまで朝方あった右膝と腰の痛みも、夕方にはかなり和らぎました。

… ひと安心 …

 

先日、父が〈90歳〉が熱中症になり、一週間寝込んでしまいました。

何とか回復しましたが、もう以前のように作業をするのは無理のようです。

当然私がその肩代わりを … 。

父の菜園は、木立から3㎞〈車で7~8分〉離れたところにあり、その面積は1,600㎡。

そして、現在私が手入れをしている木立の面積は5,000㎡。

強い日差しの中、それらを行ったり来たりして除草するだけでもひと仕事。

先人の言う通り、体が一番ですな。