これ以上望むことはありましょうか

山桜の下にて集落を眺める

初夏の日差しがまぶしい。

10時までに井戸水の汲み上げと水やりを終え、山桜の緑陰に入りました。

そう、昨日の作業の続きをするためにです。

※ 昨日の作業については、前回のブログ記事をご覧ください。

 

… が、作業が手につかない。

青空の下の集落の光景があまりにも美しく、パイプ椅子に座りながらずっと眺めていました。(右上写真)
〈山桜の下からは集落の半分を見ることができます〉

暑いせいか、あるいは土曜で〈近くの〉農業法人も休みなのか、田んぼには人影が全くなく、数羽のサギが、植えられたばかりの苗の傍らを長いくちばしでつつきながら行ったり来たりしているだけ。

車もほとんど通らず、時折鳥のさえずりがほんの少し聞こえるだけ … 。

時の流れが止まり、まるで絵に描いたかのよう … 。

 

親戚の赤い軽4で現実に戻りました。

「 … 今日は暑いんで木陰で仕事か。 … そりゃー、ええわ。 … 昼飯持って来たし、置いてくわ。」

と言うと、そそくさと帰って行きました。

時計を見ると、11時をとっくに過ぎていました。

 

もちろんもらった昼飯は緑陰にて。

中味はすし弁当でした。

それ以外にも、かしわ餅、ヤクルト、バナナが置いてありました。

涼しいところで、美しい景色を眺めながら、ゆったりとした穏やかな心持で、おいしくいただきました。

これ以上望むことはありましょうか。