夕日に映える山桜で本日の作業終了

夕日に映える山桜 2021 4.22 4:40PM

朝からいい天気。

8時半頃から正午過ぎまで草刈機〈背負い式〉を担ぎ、竹やぶ跡の草刈り。

4月とは思えないほどの強い日射し。

2年前に孟宗竹をすべて伐採したので、遮蔽物は一切なし。

湿度が低いのがせめてもの救い。

時折顔を上げると、近くの杉木立の影がとても濃く、初夏と見まがうほど … 。

途中で2回水分補給をし、何とか午前中の作業を終えました。

 

午後は、ヒマワリの花壇づくりの続きをしました。

※ ヒマワリの花壇づくりについては、2週間余り前から取りかかっています。

花壇の土が多過ぎるので、サツマイモの畝に足すことにしました。

一輪車で10回ほど運んだでしょうか。

サツマイモを植えるにふさわしい畝になりました。

長さ8m、幅80㎝、高さ40㎝の畝に … 。

昨日近くのホームセンターに行ったとき、店頭にサツマイモの苗が並んでいました。
〈例年より早いみたいですな〉

1束〈25本の苗〉で600円〈税込み〉ほどでした。

いつも30㎝間隔で植えているので、それでちょうど足りますな。

サツマイモの場合、とくに施肥の必要もありませんので、もういつでも植えられるという状態です。

 

「今年も食べ切れないくらい穫れたらどうしよう。」

と皮算用していると、木立の間から夕日が。

… 夕日に映える山桜を眺めながら本日の作業は終了 …

と相成りました。

竹やぶ跡に増えているセイヨウタンポポ

セイヨウタンポポが竹やぶ跡によく見られるようになりました

今年の春は、竹やぶ跡がとても華やかです。

鮮やかな黄色のセイヨウタンポポがそこかしこに咲いているからです。(右写真)

〈孟宗〉竹を伐採したのは2年前の春 … 。

当時はセイヨウタンポポはまったく見られませんでした。

それが時間の経過とともにだんだん増え、今春は至るところ黄色という感じです。

お招きしたわけでもないのに、いつの間にか居付いてしまいました。
〈タンポポは日当たりのよいところを好むそうです〉

 

セイヨウタンポポは、その名の通り帰化植物です。

日本にはトウカイタンポポやカンサイタンポポといった固有種がありますが、それら日本のタンポポの生活圏を奪い、勢力圏を広げていると言われています。

がくが下向きに反り返っているのがセイヨウタンポポ、反り返っていないのが日本のタンポポだそうです。

セイヨウタンポポが四季咲きであることが勢力圏を広げている理由のようです。

※ 四季咲き … 気温や日照、水分などの条件がある範囲内にあればいつでも花をつける。
〈一季咲き … ある特定の季節にしか花をつけない。〉
〈ちなみにタンポポの季語は春〉

ウィキペディアによると、セイヨウタンポポは、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されているとのこと。

 

浮き立つような気分にしてくれるセイヨウタンポポ … 、

残念ですな。

心のどこかに桜に惹かれるような何かが

散った山桜の花びら〈木立で〉

一週間ぶりの雨です。

午後小降りの合間に木立をひと回りすると、山桜の根元の周りに集まるように花びらが散っていました。(右写真)

※ ちょうど花びらが散ろうとしていた時機に雨に打たれ、無風状態だったのでそのようになったのかな?
〈昨日まではほとんど散っていなかったのに〉

散った花びらを見て、ふと

“ どうしてこんなに桜に惹かれるのだろう ”

と思いました。

 

それは私だけではなく、ほとんどの日本人にも当てはまるようです。

現にテレビでは、「今日はどこそこが桜の満開状態です」といった報道が毎日のようになされています。

そして、「コロナのために花見に行けなくてとても残念だ」という声もよく聞かれます。

 

千年以上前にも桜に対して特別の思いを寄せていた人がいました。

在原業平が次のような歌を詠んでいます。

” 世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし ”

【現代語訳】
この世の中に、全く桜というものがなかったなら、春を過ごす人の心はどんなにのどかであることでしょう。
… ネット:意味と文法・品詞分解/古文by走るメロスより …

 

年老いた方が、
「来年も桜が見られるだろうか」
とおっしゃることがよくあると耳にします。

チューリップでもヒマワリでもなく ” 桜 ” なのです。

 

桜に惹かれるような何かが、心のどこかにあるんでしょうな。

『ヒメオドリコソウ』は草刈り開始の合図

ヒメオドリコソウ〈木立前で〉

朝、木立前を歩いていると隣家の主と出会いました。

「おはようございます。」

「ああ、おはようさん。 … 温〈ぬく〉い日が続くもんで、よう草が伸びてきたわ。 … とくにこの紫の花(右写真)が目に付くわ。 … 名前はわからんけど、何か外来種らしいな。 … ワシんとこも、アンタんとこも、ホントにどこもかもよう生えとる。 … 昔はあんまりなかったのにのお。 … いつからこんなに増えたんやろ … 。」

「私も草のことは詳しくないのですが、『ヒメオドリコソウ』と言うらしいですよ。」

「そうか。ヒメオドリコソウか。 … … いよいよ草刈りに追われる時期が始まるのお … 。」

 

プレハブに戻ってしばらくすると、隣家あたりから草刈機のエンジン音が聞こえてきました。

 

主の言う通り、私の住んでいるところでは、春暖かくなると、至るところで『ヒメオドリコソウ』が見られます。

今や『ヒメオドリコソウ』は、一年の草刈り開始の合図になるほどまでに繁殖してしまいました。

 

※ 『ヒメオドリコソウ』
ヨーロッパ、小アジア原産の2年草。日本への渡来は明治の中ごろといわれる。茎は高さ10~25㎝になる。葉は対生し、卵円形で、上部の葉は暗紅色を帯びる。4~5月、上部の葉のわきに暗紅色の唇形花をつける。
【持ち歩き図鑑 身近な野草・雑草】主婦の友社 P21より

作業の合間のたびに山桜を眺めて

2021 4.2 9:15AM  木立前 … 14本ある山桜のうち3本が花を咲かせています … 写真では見にくいのですが現在4本目が花を咲かせつつあります

借りた隣接地〈約150㎡〉の整理 … 捗りませんな。

たとえ密林状態であっても、低木や細かい竹等の刈り取りは、大したことではありません。

高さが10m前後であれば、木の伐採も、慣れればそんなに難しいことではありません。
〈もちろんケガをしないように細心の注意を払って行っています〉

 

問題は、それら刈り取ったものや伐採した木をどう処理するかです。

木立の片隅に積んで腐るまで待つという方法もありますが、除草の妨げになったり、虫がたかったりします。

処理場に持って行くと、お金がかかります。

業者さんに頼むと、楽だけどいっそうお金がかかります。

結局、焼却〈野焼き…私は野外焼却と言っていますが〉することになります。

 

焼却といっても、簡単にできることではありません。

焼却したときに炎が大きくならないように、木の幹や枝を細かく切り分けなければなりません。

また、どこに燃やしてもいいというものでもなく、飛び火しないような場所でしなければなりません。

 

今日は、木の幹や枝を細かく切り分けたり、それらを焼却場所に運んだりしているうちに一日が過ぎてしまいました。

作業の合間のたびに木立にある山桜を眺めていました。(右上写真)