昨秋伐採したクリと山桜の根株から芽が出ていました。(右上・右下写真)
クリや山桜は、切り株から萌芽しやすい樹種のようです。
一方、トガや杉などの針葉樹は萌芽しにくいようです。
※ 木立の中には萌芽しているトガや杉がわずかながらに見られます。
クリや山桜のような活発な萌芽を期待して、定期的に伐採することにより木を再生し、よって豊かな森林を持続させることを ” 萌芽更新:ほうがこうしん,ぼうがこうしん ” というそうです。
かつて薪炭生産を行っていたころには、萌芽更新による森林が、日本の里山のいたるところで見られたということです。
ですが … … 、 私のところでは、それでは困るのです。
クリも山桜も密集し過ぎていたり、幹や枝が隣家まではみ出したりしていたので伐採したのです。
萌芽更新でそこに再びクリや山桜が生えてくることを望んでいないのです。
今のところは、萌芽のたびにそれらを一回一回切り落としています。
木立の中には、萌芽しているクリや山桜がほかに十数本もありますので、かなりの手数がかかります。
根株の切り口に完全に枯らしてしまうような処置をするか、あるいは抜根するか、思案しています。